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沖縄野菜でキティちゃんを量ってみる
沖縄とキティちゃんの関係について
「ご当地キティから見る沖縄らしさ」という記事を覚えているだろうか?
キティちゃんが無理矢理お菓子に練り込まれちゃってたりするのを集めた特集である。
人気者だからこそお土産の数々で使われたりもするのだが、私は沖縄とキティちゃんには超えられない壁があるように思うのだ。
wikipediaのキティの項を見てほしい。
・身長:りんご5こ分(ロンドン産)
・体重:りんご3こ分(ロンドン産)
ロンドン産ってなんやねん!と思うがここは気にせず進めたい。
問題は「りんご」である。
日本で唯一、沖縄ではりんごは気候の問題で育たないらしいのだ。
つまり沖縄のこどもたちはキティの身長体重を聞いても「りんご??」となるに違いない。これじゃいけない。大人気のキティと沖縄の子どもの間に大きな壁があるじゃないか。
※「スーパーに行けばりんご売ってるよ!」という声はこの際聞こえないことにする。
ということで、今日は沖縄の子どもたちのために、沖縄の野菜と果物でキティの体重を量ってみたいと思う。
きっとこれで沖縄の子どもたちにとって、キティがもっと身近な存在になるだろう。
キティの体重はゴーヤー何個分?
沖縄野菜の代表格と言えばやはりゴーヤーである。
りんごをひとつ300gと換算して、りんご3つ分の900gがキティの体重。
いや、知りたいのはそんなことじゃない。
まだ時期前なので手に入ったのはゴーヤーの小。
ひとつで80gだった。
ということは、キティの体重はゴーヤー(小)の11.25本分。
ふふ、キティのやつ。かわいい顔してこんなゴツゴツの11倍もあるのか。
キティの体重はシークヮーサー何個分?
シークヮーサーは暑いときに水で割って飲むと、元気がモリモリ湧いてくる、これからの時期にピッタリの果物だ。
シークヮーサーはひとつ20g
ということは・・・、キティの体重はシークヮーサー45個分。
45個分って。
キティはかわいいのに、かわいくない数字が出てしまった。
キティの体重はチンクワー何個分?
チンクワーは島カボチャのこと。DEEでは「オキナワ野菜でハロウィンを」でも活躍した野菜だ。
普通のカボチャよりも少し水っぽくてあっさりした味が特徴。
なによりひょうたんみたいな形が面白い。
チンクワーはひとつ600g。
ということは・・・、キティの体重はチンクワーの1.5個分。
チンクワー1つと半分がキティと同じ重さなわけである。
カボチャよりも重いキティ。
キティの体重はモーウィ何個分?
モーウィは赤瓜とも赤毛瓜とも呼ばれるウリ科の野菜である。
見た目はひび割れているけど、食感はシャキシャキしている。
モーウィはひとつ900g。
つまり体重だけで見ればモーウィ=キティ。
こんなオジさんのかかとのような野菜とあのキティちゃんが同じ・・。
キティの体重はチンヌク何個分?
チンヌクは沖縄の里芋である。
芋虫のような形態だけど立派な美味しい里芋だ。
たくさん実がつくことから、子だくさんを連想して縁起物でもあるらしい。
チンヌクはひとつ900g。
つまりモーウィ=チンヌク=キティ。
芋虫里芋もキティちゃんと同じ重さであることが判明。
まとめ
沖縄の野菜や果物でキティちゃんの体重を表すとこうなった。
「りんご3つ分」のかわいい表現に比べ、「ゴーヤー11本分」や「チンヌク1つ分」という表現はあまりにもキティちゃんの持つファンタジー感から離れてしまった。
沖縄の子どもたちとキティちゃんの間にある壁を取り除き親近感を、と考えたが、結果的にキティちゃんの品格を貶めてしまったのではないかと心配である。
関係者ならびにキティちゃんファンのみなさまに心よりお詫び申し上げないとこの記事が終えられない気がします。ごめんなさい。