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ヒカゲヘゴの美味しい食べ方レシピ
ずっとヒカゲヘゴを食べてみたかったんだ
DEEの特集でも何度か紹介したヒカゲヘゴ。日本では最大級のシダ植物であり、主にヤンバルに群生をしている。
私はヒカゲヘゴは沖縄県の天然記念物に指定されていると思っていて、手が出せなかったのだけど、改めてググッてみたらどうもそのような事実は無いらしい。
ヒカゲヘゴはシダ植物だけに、毎年時期になると
超巨大なワラビみたいな若芽が生えてくる。
…これ食べたらどんな味がするんだろうか?
まずはヒカゲヘゴを捕りにいこう
というわけで、やってきたのは国頭村。
天然記念物ではないとはいえ、ヤンバルの魅力は豊富な自然にあるわけで矢鱈滅多にヒカゲヘゴを採るわけにもいかない。それに若芽1本で多分かなりのボリュームなはずである。
とりあえずめぼしい若芽を
ゲットしてきました。
どうやって食べたらいいのか
早速採ってきたヒカゲヘゴを食べてみよう!と言いたいところなのですが…
…どうやって食べればいいの?コレ?
そんな私に一筋の光明が。
http://www.fantasiamax.com/?pid=24557977
http://www.dc.ogb.go.jp/hokudamu/yanbaru/plant/yaso-cooking/hegonomeirirahutee.html
ググったらレシピ見つけた!
下ごしらえは
毛をむしって、皮を剥くだけでとりあえずは食べられるらしい。
輪切りにしてみた図。なんだかカワイイ断面だ。
それでは食べてみよう
さっそくさっきのページのレシピをいくつか試してみることにする。
1.ヒカゲヘゴの刺身
とりあえず生のままに、刺身。ちなみに生のヘゴはぬめりがあって、山芋みたいな感じである。ホントに生で食べられるのか…ちょっと心配だが食べてみると、味はなんだろう?青臭い山芋?クセはないのだけど、食べているとなんかちょっとエグ味がある感じ。
オススメ度:★
2.ヒカゲヘゴの味噌汁
次は味噌汁。ヘゴを下茹でして味噌汁に。茹でることによってアクがなくなったのか、生で食べるより食べやすい。歯ごたえといい、味といいこれはほぼ大根である。よくよく調べてみたらヒカゲヘゴの新芽は「山大根」とも言われるらしい。なるほどー。
オススメ度:★★★★
3.ヒカゲヘゴ炒め
続いて、ヒカゲヘゴの炒め物。まぁ普通に炒め物だ。あれ?これヒカゲヘゴいらなくない?
オススメ度:★★
4.ヘゴ(ヒカゲヘゴ)の芽入りラフテー
先に紹介したサイトで唯一なんか料理ぽかったやつ。しかし、流石にラフテーを作るのは無理なので市販のラフテーを買ってきて、ヘゴの輪切りを入れて小一時間ほど煮こんでみた。
味はやはり大根みたい。というか汁が染みすぎて既にヘゴの味とか関係なくなってた。
オススメ度:★★
5.ヒカゲヘゴの天ぷら
山菜の王道調理法といえば、やはり天ぷら。ヒカゲヘゴはどうだろうか。
これはまぁ文句なしに美味しかった。揚げているのに若干ヌメっているのが気になりはする。
オススメ度:★★★★
というわけで以上ヒカゲヘゴを調理してきたわけだが、まとめてみると…
まぁ山菜ってこんなものだよね。
という感じでした。毎日食べるのは微妙かもだけど、季節物で食べるのはよい、そんな感じです。
ちょっとオリジナルも試してみよう
…いやちょっとまった。せっかくヤンバルまで行ってきたのにそんなオチでいいのか。
というわけでレシピにないものも試してみよう。
まずはヒカゲヘゴを下茹でしてアクを抜く
アクを抜いたヒカゲヘゴを砂糖と水で煮る
乾かしたヒカゲヘゴに砂糖をまぶして出来上がり!
というわけで、ヒカゲヘゴのアンゼリカである。アンゼリカはフキを砂糖で煮たお菓子。なんか同じようなタイプの山菜のヒカゲヘゴもお菓子になるんじゃないのかと思い作ってみた。
コレうまくいったら特産品にできるんじゃないか?とか思ったのですが、
とっても残念な味でした。
結果としてはヒカゲヘゴは味噌汁か天ぷらがベストかと思います。皆さんもヒカゲヘゴを食べる機会があったら天ぷらか味噌汁で調理してみてください。
ちなみにヒカゲヘゴの幹の芯も食べられるらしいです。流石に切り倒すわけにはいかないので、もしもヒカゲヘゴの芯が手に入ったという方がいたらご一報を!