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海ぶどうでビーズアクセサリーを作る
はじめまして、Yaekoと申します。
私、普段はこんな感じのビーズアクセサリーのキットを作って仕事をしています。
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「緑陰」
深い色合いのビーズと、扇形のモチーフを合わせ、和風スタイルにして表現してみました。
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「SONGOKU ~孫悟空~」
西遊記の中心的なキャラクター 孫悟空。
強くて、激しい性格を炎にみたてたビーズと深紅のビーズで表現しました。
「大人の女性のための、カッコイイビーズアクセサリー」がモットー。
かれこれ10年ほどやっておりますので、細かい作業はお手のもの。
そんな私がついにDEEに初登場!ふふ。
海ぶどうとは
さて、まずはモチーフとなる海ぶどうについてお勉強。
wikipedia によると「クビレズタ(括れ蔦、学名:Caulerpa lentillifera)とは、イワズタ科イワズタ属に属する海藻。沖縄県では、海ぶどうやグリ-ンキャビアと呼ばれており、食用にする。」
グビレズタ。なんか少し残念ぽい名前のような気もするが…。
(でもグリーンキャビアはカッコイイ。)
酢の物にしたりドレッシングでサラダのように食べたりする。磯の香りとプチプチとした食感が楽しい。
買出しへ
早速スーパーで海ぶどうを買ってきた。
ん?
「ヨコエビ君が一緒にいる事があります。」
「君」が小さく書かれているのが気になるが、ヨコエビ君には是非お目にかかりたい。
おう!綺麗!つやつやの緑の玉はまさに、緑のビーズっぽい。
まずはつぶつぶの大きさを比べてみよう。
買ってきた海ぶどうはビーズ用語で、いわゆる丸小サイズ(直径約1.5mm)くらいだ。
この大きさなら私には楽勝よ。
さて、これをどうするか・・・
買ってから気がついたのだが、まず海ぶどう、ネチネチしている。沖縄の方言でいうところの「むちゃむちゃ」しているのだ。
洗ってみたのだが、茎やプチプチを傷つけると中から液体が出てきてやっぱりちょっとむちゃむちゃする。第一、粒に穴をあけたら、中の液体が出て、玉がつぶれてしまう。これではプチプチに糸が通せない。しかも、食べ物を粗末にしたくないので、終わった後食べられねばならない。
うーむ。
アイデアの神様降臨!
ビーズワークでは、たとえばこんな感じに、布などにビーズを並べて縫いつけたりする方法がある。
それを応用しよう!!なんと素晴らしいアイデア!
再びスーパーに行って買ってきたのがコレ!
プチえびせんべい。
ここに1個づつ切り離した海ぶどうの粒を載せていくのだ!糊の代わりにはバターを使おう。
えびせんの上にうすくバターを塗り、
海ぶどうのつぶつぶをできるだけ液体が出ないように、根元の細くなっているところから1粒づつはさみで切って貼っていく。
途中失敗したつぶつぶを食べながら地味な作業がつづく。
30分くらい経過した時、なんと最初にくっつけたつぶつぶがすでにつぶれてきた!
これは急がないと大変だ!
できた!
急いだ2枚目(左側)はあきらかにつぶつぶが少ない。
ま、気にしない。今回はピアスにしてみる。
急いで金具をつけて、ちょっと気取って撮影してみる。
着けてみる。
海ぶどうそのまんまの、こんなのも作ってみた。
潮の香りがプンプンする。
最後に、作ったものを食べてみた。
「あ、うまい!」
エビせんの味にバターのコクと海ぶどうの塩気がマッチしてかなりイケる。
この後、残ったエビせんにバターを塗って、海ぶどうを載せて食べた。
これイケます。
結論
海ぶどうはビーズに似ているけど糸は通せない。
えびせんとバターと海ぶどうで作ったアクセサリーは意外と美味しかった。
そして海ぶどうを買うとエビ君に出会えるかもしれないが、今回はお目にかかることができなかった。エビ君がいたら、アクセサリーのポイントにしてあげるとよいでしょう。(今度はヨコエビ君捜索をしてみたい。)
最後に、これで私の「ビーズアクセサリーデザイナー」の肩書きに疑問を持つ読者が増えないことを心から祈ります。
ちなみにウェブショップはこちら。
「ビーズキットのビーンズ沖縄」
今回の海ぶどうアクセサリーは扱っておりませんのであしからず。