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あたらしいたんかんのむきかた
沖縄では今、たんかんが旬。
本部町の伊豆見地区ではたんかん狩りも行われ、週末は家族連れなどで賑わっているそうです。
このたんかんを使って何かできないか・・・と考えていたところ、先日 miooon がとある本を入手していたことを思い出しました。
『あたらしいみかんのむきかた』
これだ。これしかない。
わたし、むくわ。
この本、読んでみれば分かるのですがとにかくシュール。
みかんの皮を剥く才能を開花させ、さまざまな生き物を創りだしていくむきおくんと妹のむきみ、そしてむきお君の両親や友達をも巻き込んで繰り広げられるめくるめくストーリー。
とりあえず読んでみてください。おすすめです。
さあ、むきみになった気持ちで、みかんの代わりにたんかんを剥こうじゃないか!
せっかくなので本に載っているものから沖縄の生き物にたとえられるものをチョイスして作ってみました。
用意するものは、本・たんかん・マジック・はさみ・カッターなど。
まずは難易度の低いものから。
へび、いいね。ハブってことにしよう。
- マジックで下書きをします。
- 細かい部分を剥いていくには竹ひごやつまようじが便利。
次、たいよういってみよ。沖縄にはティーダは欠かせないものね。
- かきかき。
- むきむき。
調子づいてきました。さあ、次々いくわよ!
- これはヨナグニウマってことに。
- 緑色の目には草原が映っているのかしら?ウフフ
- これはカンムリワシだな。難易度高そう!
- べっちょべちょになってきた。
「おにいちゃん!私、がんばるわ!!」気分はむきみです。
昨日のアバサーの針を数える miooon同様、内職感漂いますが。
いでよ!沖縄の生きものたち
手もテーブルもベトベトになりながら完成したのはこれらの作品たち!
ハブ!
- ぎゃあ!火星人!!と思いきや・・・
- ティーダ!
- え?かたつむり?と思いきや・・・
- ヨナグニウマ!(骨折)
- 手でぎゅっと抑えつけないと何が何だか・・・
- カンムリワシ!
本を見て作ったものだけではなく、自分のオリジナルもひとつ加えたいと思い「ヤンバルクイナ」にチャレンジ。
- 皮を余さない展開図を考えるのは難しい
-
・・・ヤンバルクイナです。
決して輪禍にあったわけではありません。
ほら、そこにはやんばるの森が
作品たちを並べてみました。
ほおら、どこからともなくやんばるの森の中でたわむれる動物たちの鳴き声が聴こえてきませんか?
・・・きませんよね。
だいいちカンムリワシもヨナグニウマもやんばるにいないし。
たんかんはみかんと比べ皮が固いので、剥いている途中でぼろっとパーツがとれたり実がジュクジュクになったりしてものすごくやりづらかったです。
でもたんかん独特の黒ずんだ模様がなかなかいい味を醸し出しているのではないでしょうか。いや、そう思いたい。
あとにはカッターの切れ目が入った裸ん坊のたんかんが大量に残るのみ。
ええ、美味しくいただきますとも・・。
というわけで、あたらしいたんかんみかんのむきかた、みなさんも是非チャレンジしてみてください。
リュウキュウコノハズクとかイラブチャーとかが出来ましたら是非ご一報を。弟子入りさせてください。