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【入りにくい店に入ってみた】食堂 自流
沖縄の街を歩いていて大通りからふいっと路地裏などに入ってみると、営業しているのかいないのか分からないような、もんのすごく入りにくい雰囲気のお店に出会うことがあります。
通るたびに気になって興味はあるのに、扉を開けるのにすごく勇気がいるような。
そこにあえて挑戦していくシリーズ、名づけて【入りにくい店に入ってみた】。
まぁそのままなんですが。
というわけで第一回は宜野湾市大謝名にある『食堂 自流』です。
あれ?こんなところに食堂あったっけ?
沖縄に住んで約6年。車で何度も何度も通り過ぎている道なのに、つい最近までここに食堂があることに全く気が付きませんでした。
その名も食堂 自流。
入りにくさ:★★★★☆ 名前のインパクト:★★★★★
2Fの格安パソコン修理屋さんの看板が目立つ分(休業中だけど)、道沿いに立てられた「沖縄そば」ののぼりが無ければ思わず見過ごしてしまう店構え。
そういえば、看板を取り付けず建物の壁に直接店名を書いちゃうのも沖縄ならではですよね。
ではいざ中へ...。
- 「入口」のデザインが予想に反してかわいい
- ドアを開けるとまたドアが!?
ドキドキしながら中を覗くと、先客は男性ばかりの2組。
黄色くくすんだ、飲み屋のような味のあるカウンター。
興南高校と沖縄水産の高校野球ペナントが飾られていました。
テレビは意外や地デジ化対応。
いわゆる沖縄の食堂で見られる一般的なメニューが並んでいます。
が、特筆すべきはその価格!
「えっと、ここは学食ですか?」と思ってしまうほどの良心的なお値段。いちばん高いのでもBランチの700円。
量はそれほど多くはないですが、それでもこのお値段にしてじゅうぶん満足出来る量だと思います。
優しく懐かしい、ほっとする味
みそ汁 350円
オムライス(味噌汁つき) 400円
お値段も嬉しいですがもちろんお味も美味しく、みそ汁もオムライスも家庭的でほっとする味でした。
みそ汁に葉物(レタス)がたっぷり入っているのも、THE 沖縄のみそ汁ですね。
- 卵の固まり具合も申し分無し
- ケチャップライスを包むのは硬派な薄焼き卵
食堂 自流の主
『食堂 自流』店主の銘苅正光さん。
「今日はこれから出掛けるところだから白衣もつけてないさー」と照れながらも、快く写真を撮らせてくださいました。
ちなみに奥様は奥の厨房で忙しく調理されているところ。
銘苅さんは食堂の店主にして、なんと胡弓の名手。
県内に胡弓の奏者が少ないため、舞踊や民謡などあちらこちらの団体からお声がかかり演奏しに行くことが多いのだそう。
この日もこれから舞踊の合わせ稽古に行くということでした。カッコイイ!
ご夫婦で切り盛りしている食堂はお二人の体調管理のためだとか。そのためお値段も据え置き。
はじめは入りにくいものの、庶民的でとても温かい食堂でした。必ずまた訪れようと思います。
ちなみにお店の裏手に駐車場が3台分用意されていますのでお車でもどうぞ。
ちょっと看板が怖いけどね。
食堂 自流
沖縄県宜野湾市大謝名5-3-3
TEL:098-897-4692
営業時間:11:00〜21:00
定休日:日曜098-897-46929098-897-46928-897-4692
http://www.jiryu.com/