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スクガラスは瓶に何匹入っているのか
沖縄の保存食「スクガラス」
「スクガラス」はアイゴ(方言名はエーグァー)という
魚の稚魚「スク」を塩漬けにしたシンプルな保存食で
「沖縄らしい」風景として市場の写真などで紹介されていたりする食べ物の一つです。
沖縄では普通にスーパーなどでも販売されているこのスクガラス、
DEEの読者諸兄は、ふと思ったことはないでしょうか…?
スクガラスはいったい一瓶どれくらいはいっているか?
と。
あのスクガラスを探しにいく
というわけで、今回は「スクガラスが瓶に何匹はいっているのか」ということを調べてみる訳ですが、スーパーに売っているスクガラスではあまり面白くありません。
せっかくなので、写真でよくみるあのぴっちり整列したスクガラスを探しに行きます。
- 那覇の平和通り商店街
- 結構な混雑度合い
行ってきたのは那覇牧志の公設市場。
浦崎漬物店というお店でスクガラスを発見。
一番はじめの写真と見比べていただきたい。このスクガラスの整列度合い!
ここまでくると、もはや芸術の域である。
今回はこのスクガラスを数えてみることにします。
ちなみに、「これどうやって入れてるんですか!?」という問いに
「箸。」
というお答えをいただきました。
早速数えてみる
さて、購入したのはスクガラス(450g)、2000円也。
今からスクガラスを数えていきます。
- 蓋をあけて箸でつまんで
- 一匹づつ並べていく地味な作業
注意:ここからものすごく地味な作業が続きます。時間の惜しい方はマウスのホイールをおもいっきり回してスクロールください。
(10匹ずつならべていく)
(100匹到達。)
(途中でわからなくなってきたのでこまめに正の字で記録)
(200匹到達。)
(まだまだ入ってる)
(300匹到達。皿が一杯に)
(並べるのに夢中で400匹ちょうどを逃す。410匹到達。)
(結構減ってきた!?)
(500匹到達。手が生臭い)
(かなり瓶からは出せた感がある)
(570匹到達。スクでゲシュタルト崩壊を起こしそう)
(600匹到達。まな板も一杯になったのでバットに乗せる)
(あと一息!)
…皆さん、ついてこれているだろうか?
やまない雨はないし、明けない夜はない。
永遠につづくかと思われたスクを並べる作業に次第に光が差してきた。
640匹到達の写真を見て欲しい。あと瓶に残っているのはわずかである。
…そして、その瞬間が静かに訪れた。
(ラスト1匹!)
それでは皆さんにお伝えいたしましょう。
スクガラス(450g)に入っているスクの数は
655匹!
オチが思いつきません
というわけで、勢いだけで記事を書きましたが
再びスクガラスを瓶に戻しながら冷静になって考えると
「だから?」
という内容ですよね。
とりあえず最後はスクガラスの代表的な料理、「スクガラス豆腐」にてこの記事を締めたいと思います。
あと654匹スクは残っているので、もしもスクガラスを豆腐以外で美味しく食べる方法があったら是非教えてください。