美味しいムーチー料理を考える

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旧暦12月8日のムーチーを過ぎて、残されるのは大量につくったムーチー。昨日がDEE的ムーチー祭りならば今日は「祭りのあと」である。

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いやぁ。昨日のムーチー記事読みました?

和気あいあいとしたムーチーづくりの雰囲気を楽しんでもらえたかと思います。

 

さて、そのムーチーですが先の記事にもあるとおり

ただ、作るときは嬉々としておかずムーチーづくりを手伝ってくれていた子どもたちが、蒸しあがった後は一切見向きしなかったのが少し気がかりといえば気がかりです。

…そう、作ったはいいけどなかなか食べきれないのです。

その結果、私は沢山ムーチーをおすそ分けされる(「年の数だけ食べればいいよ!」とかいわれる)訳ですが、これがなかなか進まない。

普通に美味しいのですが、甘いお餅は飽きがくるのとそんなに量を食べられるわけではないのです。

結果日持ちしないムーチーは腐ったりしてしまうわけで、「ムーチーをいかに美味しく残さず食べるか」は今や沖縄県民にとって切実な課題なのではないかと思います。

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(すみません。またこんな材料です)

そこで今回は「ムーチーをどうやったら美味しく食べれるのか」について研究してみたいと思います。

「ムーチー=餅」で考えてみる

ムーチーはその名のとおり「餅」。
製法は違えども餅のような食べ方ができるのではないだろうか―
まずはそこからスタートしてみます。

焼きムーチー

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とりあえずシンプルに。まずはムーチーを焼いてみます。

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焦げ目がついたムーチー。これ見た目はかなり美味しそう!

…しかし味はひとことで言うと「気持ち悪い」
表面はパリっとしているのですが焦げの香ばしい部分とムーチーの味が混ざり合ってなんだか未知の食べ物ができあがってしまいました。

おすすめ度:(★☆☆☆☆☆)

 

ムーチーピザ(チーズ+ピザソース+ムーチー)

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実家で余ったお餅でピザを作ったことがあったので試しにピザ風ムーチーもつくってみました。

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出来上がりはチーズもとろけてこれは美味しそう!

…しかし所詮甘いものとしょっぱい物。
完全にピザソース+チーズとムーチーが分離しています。
口の中にピザとムーチーを同時に入れた感じの味がしました(実際そうなのだけど!)。

おすすめ度:(★☆☆☆☆☆)

 

トッポギムーチー(トッポギのタレ+ムーチー)

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トッポギは韓国料理で甘辛い汁を餅に絡めた料理。昨日の記事に

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というコメントを頂きました。これは期待大かもしれない!

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というわけでタレをつくり、ムーチーを投入。

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出来上がり。

味ですが甘辛いタレでムーチーの甘さも違和感がない感じです。若干後味がムーチー。

また、トッポギをそんなに食べたことがない私にとっては「これホントにトッポギになってるのか」という疑問が残りました。

おすすめ度:(★★☆☆☆)

 

「ムーチー=ご飯」で考えてみる

いきなり迷走気味なムーチー料理ですが、「ムーチー=餅」という認識が甘かったのかもしれません。
というわけで、「餅」ではなく「ご飯」というアプローチからムーチーについて考えてみました。

 

タコムーチー(タコライスの具+ムーチー)

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またまた昨日の記事のTweetで

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タコムーチー!その発想は無かった!
というわけで、どのようになるのか試してみましょう。

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見た目はバッチリのタコムーチー。味は…なんとも言えない味でした。
これが普通の餅ならば美味しく食べられた気がするのですが、ほのかに甘いムーチーではやはりなんとも言えないアンニュイな味に。

おすすめ度:(★☆☆☆☆)

 

ムーチーカレー(ボンカレー+ムーチー)

インド人が発明した最も偉大な物、それはゼロの概念とカレーではないかと私は思っています。
「すべてのものはカレーにいれることで、カレーになる」、そうそれはムーチーだって例外でないはずだ!

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用意したのはボンカレー。沖縄といえばこのパッケージですよね。

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味ですが、ムーチーは温めることによりより月桃のにおいが引き立つようです。
結構な大きさでいれたのでカレーにムーチーが打ち勝ってカレーを食べているはずなのに後味がムーチーというヘンな食べ物になってしまいました。

おすすめ度:(★★★☆☆)

 

ムーチーいなり

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ご飯で連想したおいなりさん。作り方もお揚げにムーチーを挿し込むだけのお手軽です。

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ってかなり冗談でつくったのですが、意外にこれうまい。

最後にムーチー味が残るものの、普通に美味しく食べられます。
甘辛い油揚げに意外にムーチーの甘さもあってます。

おすすめ度:(★★★★☆)

 

鮭の押し寿司風

寿司つながりで前からムーチーって「鱒の押し寿司」に似ていると思っていたのです。

試しにサーモンの刺身を乗せてみました。ビジュアルはそっくり!

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そしてなにこれうまい。

脂ののったサーモンに甘いムーチーがよくあう!これ普通に売り物でもいいかもしれない。
そんなクオリティを図らずも出してしまいました。

おすすめ度:(★★★★☆)

 

結論

というわけで、どこに着地するか分からないまま始めたこの企画ですが

余ったムーチーは寿司にするとよい

という結論に達しました。みなさん騙されたと思って是非余ったムーチーで寿司を試してみてください。
来年はさらに一歩踏み込んで「どの寿司ネタがあうのか」を検証したいと思います。

あと、甘いもの編もやったのですが、DEEを紹介してくださっているsakurafoodさんのムーチー記事を御覧ください。

どこから見ても(絵的にも)「キャラメルナッツムーチー」の方が美味そうです。

来年はもっと小洒落た食べ方ができるように精進します…っ!

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