- DEEokinawaトップ
- 特集
- 大晦日の中部農連市場
大晦日の中部農連市場
旧暦文化が色濃く残る沖縄とはいえ、やはりお正月は本土と同じように新暦にしたがって年越しをします。
大晦日の朝、年末の慌ただしい雰囲気が漂う中部農連市場へ出かけてきました。
那覇の農連市場よりもさらにディープ
那覇の農連市場よりも規模は小さいものの、こちら中部農連市場もなかなかのディープな雰囲気。
この日はかなり冷え込んだので、店番のオバァもハロゲンヒーター持ち込み。おー寒い寒い。
-
年越し沖縄そばも大量に並んでます。
左は黒糖入りのナントゥ。
- かまぼこも各種。沖縄のかまぼこは蒸しより揚げが多数派で、板にも張り付いていません。
- こぢんまりとした鮮魚コーナーも。
-
えっ、あの血を吸うヒル!?
否、ヒルは沖縄方言でニンニクのことなのです。
中でも賑わっていたのは精肉店
そう、沖縄のお正月はなにはなくとも豚肉。豚肉なのです。
昔は民家の庭先でしめていたので、年末近くなると集落のあちらこちらから「グヮーッ!グヮーッ!」という断末魔の叫びが聞こえてきたそうです。ひぃ。
きっとこのオバァも経験者。でも現代では店員さんが切り売りしてくれます。
- 中身とソーキ。
- 外身・・あっ、違った。ミミガー。
チーイリチャーなどに使う豚の血もどどんと無造作に袋売りされていました。
血は方言で "ウヮー" というのでしょうか。 方言で豚のことを "ウヮー" と言うそうです。
書き添えられた豚(?)のイラストがニクイ。
- パカパカパカパカ・・・
- ヒージャヒージャヒージャヒージャ・・・
どうもこの精肉店はPOPが気になってしかたありません。
と、店の外からゴオオオオ!という聞きなれない音が。
なんと、豚足の表面の毛をバーナーで焼いているところでした。初めて見る光景!
店頭に並ぶ豚足たちはこうやって丁寧に下処理されているんですね。
おにいさんの髪型もかっちりキマってます。イヨッ!
- こんがりセクシー
- こんがり待ち
市場はやっぱりラビリンス
市場の中心に位置する大きなスーパーはなんと朝4:30からの営業。すごい!
というわけでぶらぶら歩いて、最後に買ったのはこれ。
サイケデリックなイナミネもち食品のアガラサー!
外国のお菓子のような毒々しい色合いですが、原料を見るとバナナ、かぼちゃ、よもぎ、紅いも、黒糖、ウッチン・・・と、月桃の香りも爽やかな沖縄自然素材満載の手作り蒸しケーキでした。
しかも両手のひらを広げたサイズで300円ですわよ、奥様。
これだから市場歩きはやめられない。
那覇・中部以外にもディープな農連市場がありましたら、ぜひ情報をお寄せくださいませ。