- DEEokinawaトップ
- 特集
- 「でぃー」と「どぅー」の境目を探る
「でぃー」と「どぅー」の境目を探る
ライブドア主催の日本ブログメディア新人賞、一次審査通過9作品にノミネートされた当ブログの名称「DEEokinawa(でぃーおきなわ)」。(と、今日もさりげなくアピール。さりげなくないか。)
沖縄県外の方の中には、ところで「でぃー」って何なの?と疑問に思われている方も多いかと思います。
今回はそんな「でぃー」にまつわる調査でぃーす。
「でぃー」の使いどころ
「でぃー」とは、本土で言うところの「な〜んちゃって」に相当する言葉。
冗談などを言った後に、ちゃめっ気たっぷりに言うと効果的なひとことです。
たしか、映画「涙そうそう」でも塚本高史さんが居酒屋のシーンで使ってましたね。
分かりやすい使用例はこちら。
比嘉:「いちでーじ!俺なんかのオジーが宝くじで2億円当てよった!!」
金城:「ハッサヨ!じゅんにかー!?」
比嘉:「でぃー!」
金城:「えー、やーよ。しかます!」
訳)
比嘉:「たいへんだ!俺のお爺さんが宝くじで2億円当てたぞ!!」
金城:「ええっ!本当か!?」
比嘉:「なーんちゃって!」
金城:「もう、お前は。びっくりした!」
ちなみに「でぃー」と言うときには下のようなポーズが併用されることがあります。
より一層、相手の脱力感を煽るので是非取り入れたいところです。
あれっ、このカタチはっ!
そう、DEEokinawaのロゴに取り入れられているポーズなんですね。いやぁ実に奥が深い。
と、「でぃー」の使用法が分かったところで本題。
実はこの「でぃー」を「どぅー」と言う地域もあるそうなのです。
以前の記事『台風の中でゼロ・グラヴィディに挑戦!』でも身体を張って協力してくださったTikinさんからいただいた質問。
これは是非DEEで調べてみなければ!ということで、アンケート調査を行ってみました。
Twitterでわかったこと
まずは twitter で @dee_okinawa をフォローいただいているみなさんに呼びかけてみることに。
(お忙しい中ご協力本当にありがとうございます。)
と、ここで予想だにしていなかったリプライが。
えっ!「でぃー」「どぅー」に加えて「りー」や「いー」まである!?
まさかのさらなるバリエーション・・・。
えっ!口では「どぅー」と言いながら、手紙などに文字で書くときは「DOW」!?
深いです。深すぎます。(涙)
実地調査でわかったこと
「どぅーでしたねー。」(浦添市港川)
「自分のところはじらーだった。」(那覇市松川)
「でぃーっすね。」(那覇市与儀)
「でぃーかなぁ?」(浦添市安波茶)
えっ!「じらー」まである・・の?
そして、こんな声も。
「もともと "でぃー" や "どぅー" を使う習慣は無かったけど、テレビの『お笑いポーポー』で使われているのを見て自分も使い始めた。」
えっ!あの沖縄の伝説的お笑い番組『お笑いポーポー』の影響で!?
とりあえず分布図とまとめ
最初は「でぃー」と「どぅー」の境目を探そうと思って始めた調査でしたが、どうやらそれは不可能だと悟りました。
でもとりあえず分布図を作ってみることに。
なんでしょう、このもやっと感・・・。
調査できた地域に偏りがあるし、絶対数も少なすぎますね。
いやしかし、しかしですよ。
「でぃー」や「どぅー」に加え「りー」や「いー」などのバリエーションがあること、同じ地域でも年代によっても言い方が代わること、口語と書き文字で違う言い方をすることがあること、お笑いポーポーを見て使い始めた人がいること、などなど「でぃー」にまつわる様々な事実が判明し、結果的にわりと興味深い内容となったのではないでしょうか。なったって言って。お願い。
どこぞの偉い大学教授とかが本気で調査したら、さらに歴史的背景やらなんやらもっといろいろなことが分かり、すごい研究結果が出るのではないかという気がします!
・・・って言いながら。
この調査自体が全部ウソだったりしてネッ☆