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オキナワ野菜でハロウィンを
そもそもハロウィンって何ぞや?
ハロウィンとはカトリックの諸聖人の日「万聖節」(11月1日)の前夜祭に行われる祭り。
ケルト人の行う収穫感謝祭が紀元といわれている。
ケルト人の1年は10月31日で終わる。
この夜は死者の霊が親族を訪ねたり、悪霊や魔女が出てくると信じられていた。
ハロウィンではお馴染みの、カボチャをくり抜いて作った顔の中にロウソクを立てたモノ
「Jack-o’-lantern (ジャック・オー・ランタン)」と呼ばれるものをよく見かける。
これは死者の霊を導いたり、悪霊を追い払ったりするための焚き火に由来するといわれている。
アイルランドが発祥の地といわれるハロウィン。
アメリカが発祥だと思っていた人も多いはず(少なくとも僕はそうでした)
地域によって語源や由来が違うので自分で調べていただいて解釈してもらうほかない。
僕なりの解釈はお盆とエイサーと大晦日が合わさったような感じだと思っているのだが...(間違ってたらごめんなさい)
あまり日本人には関係のない祭りだと思っている人も多いのではないだろうか。
でもDEEおきなわは祭り事が大好き!
よくわかっていないハロウィンだってやってしまうよ!
やってしまうよ!って言ったけど、何をしたらいいのかわからないので、今回はハロウィンといったら的なカボチャの顔をオキナワの野菜を使って作ってみようと思う。
カボチャをくり抜いて顔などにすることをパンプキンカービングとも言うそうだ。
専用の道具が売っていたりコンテストが行われていたり。
本来はルタバカというスウェーデンカブでジャック・オー・ランタンは作られていたのだが、アメリカへ移民したアイルランド人達が、カボチャで作るようになったのが広まったということらしい。
まずは定番のカボチャから。
ハロウィンといえばオレンジ色のカボチャですよ。
これがないとハロウィンっぽさがなくなってしまうので仕入れてきた。
1.カボチャ(ペポ種)
この時期は普通に売ってるんですね。
コレに穴あけて、中身くり抜いて、目と鼻と口をあけていく。
カボチャって固いのが多いけど、このカボチャは意外と柔らかい。
結構簡単に穴があく。
思っていたよりも楽しい。そしてかわいい。
用意した他の野菜も同様に、この作業の繰り返しだ。
オキナワの定番野菜たち。
今回のメインとなる他の野菜をササッと紹介しよう。
2.ゴーヤー
ニガウリ。言わずと知れた沖縄を代表する野菜。
3.モーウイ
内地ではあまり見かけない、赤瓜とも赤毛瓜とも呼ばれるウリ科の野菜。
キュウリっぽい味と匂い。
4.シブイ
沖縄の方言でシブイと呼ばれているが渋くない。冬瓜とも呼ばれるウリ科の野菜。
夏に収穫され冬まで保存できる。煮物や汁物に最適。
5.チンクワー
島カボチャ。沖縄在来種である。
普通のカボチャと違い少し水っぽくあっさり味。炒め物や煮物に最適。
6.パパイヤ
野菜パパイヤ。沖縄では熟す前のパパイヤを野菜として食べる。
アクがすごいので手荒れに注意。パパインというタンパク質分解酵素が含まれている。炒め物かサラダに。
7.ドラゴンフルーツ
ピタヤとも呼ばれる。サボテン科の果実。
赤と白の2種類ある。
以上の7種類だ。
どの野菜も中心に種があるので真ん中だけくり抜けば簡単に顔が作れる。
さっさと点灯
まずは定番のカボチャから。
1.ジャック・オー・ランタン
重ねるとさらにカワイイ。
さすが定番のカボチャ。
これぞハロウィンである。とても作りやすい固さだった。
2.ゴーヤー・オー・ランタン
ゴーヤー3兄弟。
ゴーヤーは柔らかくて顔をくり抜くのが難しい。
ゴーヤーシーズンも終わったので値上がってきた。
3.モーウイー・オー・ランタン
細長いのもカワイイ。
モーウイは細長いので中身をくり抜くのが少し大変。
4.シブイ・オー・ランタン
かわいいすぎる。
シブイは大きくて重い。厚みがあるのでくり抜くのが少々大変かも。
目を丸くするとハロウィンぽさは無くなる気がする。
5.チンクワー・オー・ランタン
今回一押しのモノ。
チンクワーはとても作りやすかった。適度な固さと厚みがある方が作りやすいのかもしれない。
ひょうたんみたいな形だったので上部を飾り切りしてみた。もっと凝った模様にすればよかったと後悔。
壁に映り込む顔もいい感じ。
6.パパイヤ・オー・ランタン
形はかわいい。
パパイヤは固い。作る際には気をつけてほしい。
シブイと似ているがかわいいので良しとする。
7.ドラゴンフルーツ・オー・ランタン
こわい。
ドラゴンフルーツは簡単にくり抜ける。しかし皮だけになると柔らかすぎて顔が作りにくくなる。
作るなら中身をくり抜く前に顔を作った方がいいだろう。
こんなキャラクターありましたよね?
最後に集合写真を。
いやーかわいい。
ドラゴンフルーツが収まらないのでチンクワーの頭にロウソクを立ててかぶせてみた。
火の玉っぽくていい感じじゃないか。
開口部が小さいと酸素不足で火が消えてしまう。
そんなときは裏に大きめの穴を開けるか、頭からロウソクを入れてふたをする方が良さげ。
まとめ
どの野菜も簡単にくり抜ける。
ただ中身(ワタや種)が大量に出るので、燃えるゴミの日の前にやることをおすすめします。
使う道具だが包丁やのこぎりは危ないので使わないほうがいいだろう。
専用の道具も売っているが高くて買っていられない。
そこでオススメなのが
彫刻刀とグレープフルーツナイフ。
特にこのグレープフルーツナイフは優秀だ。
ホームセンターなどで200円くらいで売っている。
彫刻刀は顔のくり抜きで活躍する。
100円ショップに2本セットで売っている。あれば便利だ。
今年のハロウィンは日曜日。
台風で全国的に天気が悪そうなので、各地方の定番野菜を使って家で作ってみてはいかがでしょうか?
※作られた方はDEE宛まで写真を送ってほしいです。
優秀作品には何かあるかもしれない。
ないと思うが。あるかもしれない。
おまけ
この日の我が家の食事。
- ゴーヤーチャンプルー
- シブイと鶏肉の煮物
- チンクワーのバター焼き
- パパイヤイリチー
- モーウイとツナの和え物
- デザートにドラゴンフルーツ入りヨーグルト
あと2日はこのメニューが続きます。
チンクワーが甘くて美味しい!
キッチンが青臭いのは気のせいだ。