沖縄サイダーをつくってみる

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「松葉サイダー」という飲み物をご存知だろうか。砂糖水と松の若葉だけで炭酸飲料がつくれるというアレである。これは沖縄の素材を使ってサイダーをつくるしかない!

沖縄サイダー作成計画概要

「松葉サイダー」とは瓶に松葉と砂糖水をいれ日向に2〜3日置くことで、松葉についた酵母菌が発酵し炭酸飲料が出来上がるというシロモノらしい(この前デイリーポータルでもやってた)。

というわけで、ここ沖縄でリュウキュウマツをつかってサイダーを!…と思ったのだが、いかんせん私には一体どれがリュウキュウマツなのか判別がつかない(松はそこらに生えているのだけど…)。

そこで沖縄らしい植物を使って、松葉サイダーの要領でサイダーをつくってみることにしてみた。

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「沖縄コーラ」があるなら、こちらは「沖縄サイダー」だ!

下ごしらえ

沖縄を代表する植物…ということで色々考えてみたが、あまり美味しくないものは作りたくない(この前Twitterで怒られたばかりだし)。

また、私の特集だけ毎回マズイものをつくる、という悪しき連鎖も断ち切らなければならない。

フーチバー(よもぎ)、ゴーヤー…など明らかに作る前からオチが見えているものはあえて避けて、今回は月桃を使ってみることにした。

月桃はショウガ科ハナミョウガ属ので、独特の香りをもつ植物で沖縄ではそこらじゅうに生えている植物である。お餅をまいたり、紙にしたり、最近では化粧品やお茶、アロマとしても使われている。

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沖縄で月桃はどちらかと言えば雑草の部類である。

まずは近くの道端から月桃をとってきた。

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次に砂糖水をつくる。水の量と砂糖の量はよくわからなかったので、とりあえず適当につくってみた。

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さっと洗った月桃を瓶に詰め、砂糖水をいれる。これを日光に当てておけば、美味しいサイダーができるはずである。

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この瓶はこの前のコーヒー泡盛の瓶である

一日目

台風の影響で曇り空だったのだが、とりあえず合間を見計らって瓶を日光にさらす。

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夜見てみたが、あまり変化は感じられない。

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二日目

快晴だったので外においておいた(写真を撮り忘れた)。

夜にみてみると、小さな気泡がでてきてる!これはいけるかも!

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飲んでみた

というわけで、早速飲んでみた。ちなみに2日しか日光に置かなかった(いや、置けなかった)のは「原稿の締切」という大人の事情である

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氷をいれたグラスに注ぐと、わずかに気泡がたっている。一応炭酸的なものは生まれているようだ!

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気泡がたった感動を写真で…とおもったが全く写ってない

おそるおそる飲んでみると、若干下にピリピリくるが、残念ながら炭酸飲料までは成長していないようである。

味は砂糖水なのだが、後味にうっすらと月桃の香りがしてちょっとジンジャーエールに似た感じである。これは普通にうまいのではないか?

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せっかくなので、冷蔵庫の余り物のサイダーを継ぎ足してみた。炭酸を足しても月桃の香りがきちんとしてより飲み物っぽい。

もう少し砂糖を調整して、長く日向においておいたら、本気でおいしいサイダーができるかもしれない。

まとめ

というわけで、「沖縄サイダー」まではいかなかったが月桃を使って「3日放置したくらいの炭酸飲料的な何か」は作ることができた。
今度はもっといろんな植物で、もっと時間をかけて検証してみたい。

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