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さりげなく沖縄らしさを感じる掲示物
「沖縄らしさ」とは何だろうか。
青い海、白い砂浜・・・というステレオタイプの沖縄も「沖縄らしさ」ではあるけれど、実際に沖縄で暮らしている我々にとってはもっともっと生活に身近な部分で「沖縄らしさ」を感じることが多い。
それはなにげないポスターだったり貼り紙だったり。
今となっては見慣れてしまったけれど、それらの文字には郷土愛が込められている気がする。
というわけで、今回はさりげなく沖縄を感じる掲示物を集めてみた。
注意喚起
★路上喫煙 禁シーサー
胸の前で大きくバツ印をつくる禁シーサー君(仮称)。
かわいいので是非路上喫煙防止の全国区キャラクターを目指してがんばってもらいたい。
そういえば "◯◯シーサー" という名前のキャラクターは県内にいったい何匹いるのだろう。
★不発弾のお預かりはできません
未だに沖縄戦の不発弾が見つかり、道路が封鎖される沖縄。さすがに不発弾をもって飛行機に乗る人はいないと思うのだが、ポスターになっているということは意外にたくさんいたのかも。
★メリケン粉を中学生等に売らないでください
※クリックで拡大
沖縄の卒業式ではどういうわけか、「メリケン粉爆弾」と言って在校生が卒業生にメリケン粉を投げつける慣習がある。
メリケン粉はまだいいけど、卵やケチャップはいやだ。卒業祝いにかこつけた嫌がらせに違いない。
★不発弾処理のため通行止
沖縄ではいまだに毎日のように県内のどこかで不発弾処理が行われている。
こんな看板を目にするのは日常茶飯事なので特に驚きもしないが、やはり気分の良いものではない。
お知らせ
★サトウキビ搬入予定表
サトウキビの借り入れの時期に集落内で散見される貼り紙。サトウキビの搬入には人手が必要なため、ご近所・親戚総出のゆいまーる作業だ。
作業後、主からヒージャー汁が振舞われたりする。
★歓迎!ハブのいる島へようこそ!
伊平屋島のタクシー「ハブタクシー」のポスター。
というか、ハブがいることをそんなに明るくアピールされても困る。怖い。
★ケチャッププリーズ
つい先日まで、沖縄県内のマクドナルドではポテトを頼むと自動的にケチャップがついてきた。
先日ポテトを頼んだオバァが「だー、ケチャップもらおうねー」と言って2つもらっていた。
ポテト+ケチャップは深く沖縄県民に浸透しているもよう。
★おしゃべり自販機
この自動販売機はドリンクを買うと沖縄方言で案内してくれるらしい。
ラジオ沖縄の名物番組「方言ニュース」のパーソナリティーを長年務める小那覇全人さんが方言を監修したらしい。編集部のメンバーはまだ買ったことが無い。
あふれる郷土愛
★ゴーヤーチャンプルーのうた
思わず涙が溢れてくるほどのストレートな歌詞。
三番は一番と同じって、それ手抜きじゃないのか。でもゴーヤーチャンプルー食べたくなったぞ。
★ヤンバルの人気者
沖縄県北部、ヤンバルと呼ばれる地域にはヤンバルテナガコガネという日本最大の甲虫がいる。
その珍しさからマニアの間では高値で取引されるらしいが、とるのは写真だけにしましょう、というおはなし。
★みんなで使って広めよう二千円札
守礼門が書かれた二千円札をもっと流通させよう!と訴えるポスター。
そういえば沖縄県には1人が2千円札を3枚持つという「123運動」というのもあったような気がする。
最近見ないなあ・・・。
★うまぃ!アチコーコー
沖縄のかまぼこは本土のかまぼことは似て非なるもの。味クーターなのでおかずにもなるしおつまみにも最適。
5番の見出しが「うまぃ!」と妙に女子高生ちっくになっているのも気になる。
もはや意味不明
★スーコースーコー
東風平町による冠婚葬祭の簡素化推進運動の看板。
金額の目安や物品やりとりの廃止を奨励している。最後の2つは呪文としか思えない。
★ズミだら〜
※クリックで拡大
P-Upというカー用品を漫画で説明しているらしいのだが、もうなにがなんだかわからない。
「ズミだら〜」「だいず得さいがっ」というセリフがあるので、この登場人物たちはミャークンチュー(宮古人)ではないかと推測される。
PRしたいこの商品の素晴らしさが消費者に伝わっているかは謎。
もっとあるはず
というわけで、今回はポスターや貼り紙などの掲示物に絞ってご紹介したが、その他にも看板や店名などいろいろなものにさらなる「沖縄らしさ」が潜んでいるはず。
こんどは「看板編」「店名編」「横断幕編」なんかもやってみたいなぁ。