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首里劇場跡に案内看板が立つ
沖縄に現存する最古の木造劇場であった首里劇場。
2023年10月中順からスタートした取り壊し工事で、もはやかつての面影は全くなくなってしまいました。人の記憶は曖昧なもので、建物がなくなってしまうとここに首里劇場があったことが幻だったんじゃないのか不思議な気持ちになります。
そんな首里劇場跡ですが、先日近くを通る機会があったので足を運んで見たところ、なにやら見慣れないものがありました。
近づいてみて見ると、なんと首里劇場跡を説明する看板が立っているではありませんか!
看板には「首里劇場跡地」と書かれており、説明文には「首里劇場のあゆみ」が時系列で記載されています。あゆみの最後には「10月7日に「最後の内覧会」が開催されて1169人ものファンが別れを告げ、その幕をおろしました」との記載もあり、1169人のひとりとしては胸が熱くなる思いです。
こちらは沖縄県土木建築部都市計画・モノレール課が行っている「風景づくりサポーター育成」という取り組みの一環らしく、近くの井戸にも案内板が設置されていました。こういうのよいですよね。
首里劇場の看板は跡地がどうなるか未定のためなのか、しっかり固定するタイプの看板でなかったことがちょっと気になりますが、跡地が何になろうともしっかりと情報が残っているとよいなと思う所存です。
もう建物は無くなってしまいましたが、近隣にお出かけの方はぜひ案内看板を前にかつてあった首里劇場に思いを馳せてみるのもよいと思います。