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さようなら「あやぐ食堂」
「那覇市首里にあるあやぐ食堂が10月で閉店」というニュースは今年いちばんくらいの衝撃的なニュースでした。
1979年開業のあやぐ食堂は、その豊富なメニューと圧倒的なボリュームで多くの県民に愛されており、昼になれば行列で入れないほどの人気っぷりでした。我々DEEokinawaでもたびたび大衆食堂でよく出されるメニューだったりであやぐ食堂を紹介をしてきました。
何がAランチをAランチたらしめているのか(第一回:あやぐ食堂)
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閉店当日、あやぐ食堂に最後のご飯を食べに行ってきました。
閉店当日のあやぐ食堂
10月31日9時20分くらいのあやぐ食堂前。前日もツイートしたのですが、食堂の前には長蛇の列がすでにできていました。並んでいる人は若者から年配の方まで色んな人がいました。
最終日ということでメディアの姿も。
Twitterでは「お店の前のブーゲンビリアも好きだった」という投稿がありましたので、こちらの写真も添えておきます。確かにあやぐ食堂はいつもブーゲンビリアが咲いていたイメージがあります。
お店の中は超満員ですごい事になっていました。混んでいるときは割と気軽に相席できるのもあやぐ食堂の良いところだったと思います。
メニューは別日に撮ったものですが、メニューの種類がめちゃくちゃ多いのもあやぐ食堂の特徴でした。いつか全メニューを制覇してやろうと密かに思っていたのですが、結局気に入ったメニューしか頼まずに全然制覇できずじまいでした…。
お店の壁には閉店のお知らせが。
琉球新報の10月15日の閉店記事も貼られていました。
よくよく見回してみると、店内のあちこちには閉店をねぎらうお花が。多くの人に愛されていたことが見てとれますね。
最後なので普段食べないものを食べよう、と頼んだのは「コンビーフ目玉焼」。ごはんの上に、目玉焼きと甘辛く炒め煮されたコンビーフハッシュが乗っており。ご飯が進む一品。恥ずかしながら始めて食べたのですが、おいしかったです。
食べ終えて会計をすると、ありがとうというメッセージが添えられたお菓子の包みを頂きました。
お店を出てもまだあやぐ食堂に並ぶ人たちの列は絶えず、いかに多くの人々にあやぐ食堂が愛されていたかが分かります。
あやぐ食堂は昼時はいつもめちゃめちゃ混んでいましたが、朝一番でいくとほぼ常連さんしかおらず、カウンターで新聞を読みながら世間話をしたりのんびりとご飯を食べていたりして、すごくゆったりした時間が流れていたのが印象的でした。世の流れとはいえ、こういったお店が無くなっていくのはやはりすごく寂しいです。
45年間おつかれさまでした。