コカコーラが彫り込まれた井泉がある

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浦添市前田にコカコーラのロゴが刻まれた井泉(カー)がある。なぜにコカコーラ?


これは北中城村の大城集落のアガリヌカー

沖縄では井戸や湧き水などの井泉を総称して「カー(ガー)」と呼んでいます。沖縄では各集落に「カー」があり、かつては生活用水や洗濯場、浴場などとして利用されていました。

そんなカーの中から本日ご紹介したいのは浦添市前田にある「井の大人川(ヰのウシガー)」。

案内板には「昔、首里王府から授かった名称だといわれている」との案内板が建っています。
このウシガーですが、ちょっとユニークな特徴があるのです。

それがこちら。なんとセメント部分にコカコーラのロゴが刻まれているのです。

さらによく見ると「社長 ウィリアム・イーマーチェット」という文字が。案内板にも書かれていましたが、ウシガーは昭和34年に改築して現在のセメント製のタンクが作られたそうで、総工費は480ドル53セント。その当時に沖縄コカコーラの前身である「沖縄ソフトドリンクス」の社長さんが寄付をしたことからその名とコカコーラのロゴが刻まれたという経緯のようです。

沖縄のカーにコカコーラのロゴ、なんだかミスマッチな気もしますがなかなか面白い事例のような気がします。ちなみに案内板には「どんな干魃にも一度も枯れたことがない」と書かれていたんですが、蛇口をひねっても水は出てきませんでした。ポンプ的なものを動かさないと水は出ないのかもしれませんが、そちらも気になります。

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