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沖縄の昆虫食の最前線は中部農林高校にあった!
沖縄で農業系の学校といえば本島では南部農林高校、中部農林高校、北部農林高校があるわけですが、その中でうるま市にある中部農林高校。
かつて中部農林高校の文化祭の本気度が記事になったことがありましたが、今回コロナを経て3年ぶりに文化祭の一般参加が可能になったため行ってきました。
野菜や苗木、食品販売ブースや体験ブースなど、各学科の学習成果が披露され、学生だけでなく多くの来場者が楽しんでいました。
さて、そんな文化祭の一角、教室内の展示ブースにメチャクチャ本気な昆虫食の展示があったのでご紹介します。どうか毛嫌いせず、高校生たちの努力を認めてもらえたらと思います。
虫を見るのも苦手という方は、そっと閉じてください。
沖縄の産業に新しい風を吹き込む
最近、飼育する際に環境への負荷が少ない高タンパクな昆虫食が、食糧危機の対策として世界的に注目を集めています。
日本でも無印良品のコオロギを使ったお菓子など、昆虫を食べやすく加工されたものが販売されるようになりましたね。
SDGsに取り組む、高校生の真面目な研究成果の一部をご覧あれ!
「うちなー昆虫食プロジェクト」と言うらしいです。
いよいよこれから、インパクト強めの虫の写真が出てきます。苦手な方はそっと閉じてください。
カイコではなく、「カイコの糞」茶?!中国の漢方っぽくて、健康に良さそうな感じがします。
ある意味そのまんま。予想の斜め上をゆくビジュアルです。
プレスされた化石みたいに見えますが、ヒラヤーチーっぽいので食感はソフトだと思われます……(エビせんだそうです)。これを食べた高校生、恐るべし。
オオジョロウグモのせんべい?知人は試食不可なのを残念がっていました。(試食可能だったとして、これを食べる勇気…)
オオジョロウグモは、沖縄ではわりと普通にいる大型のクモですが、知人が言うには、クリーミーでおいしいそうです。(一般県民は食べる習慣はありませんよ)
「コオロギレシピグランプリ」なるコンクールの表彰状などもありました。本気度が伝わってきます。
粉末を使った料理コーナーでは、たくさんのレシピが紹介されていました。
姿焼きじゃなく、粉としてならかなり(心理的にも)使い勝手は良さそうです。あと解説では、虫の味そのものは種類であまり差がないらしく、研究がまだまだ必要なようです。
というわけで、今回の小ネタは中部農林高校に潜入し、昆虫食の研究発表を見学してきました。繰り返しでお願いしますが、ぜひゲテモノ扱いせず、彼らの研究をあたたかく見守ってくれたらと思います。