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最後の沖縄タバコ「うるま」に首里城復興パッケージが
かつて沖縄には県内でしか販売されていない沖縄タバコ「ハイトーン」「うるま」「バイオレット」という御三家がありました(詳しくは「増税だし沖縄タバコを吸い比べてみる」)。
これらの沖縄タバコは米軍統治下でタバコを販売していた琉球煙草、オリエンタル煙草、沖縄煙草産業のタバコを沖縄返還に伴って日本たばこ産業(旧専売公社)が製造・販売を引き継いだもので、他のタバコによりも安価に手に入り割と年配の方がよく吸っていたイメージがあります。
そんな沖縄タバコもハイトーンが2011年、バイオレットが2018年に終売となり(バイバイ、バイオレット)、現在残るのは「うるま」ただひとつ。
最近めっきりタバコが縁遠くなってしまったので気づかなかったのですが、そんなうるまに首里城復興パッケージが登場していました。
裏はこんな感じ(題字が英語)。
うるまといえば赤と黒、そして金のカラーリングが特徴的なパッケージ(昔は赤と金だった気がする)ですが、タツノオトシゴの下にしっかりと首里城正殿が描かれています。
側面。どうやら首里城復興パッケージは5月くらいから数量限定で販売されていて、販売金額の一部は首里城復興関連に寄付されるそうです。
タバコなので手に取る人は限られてくると思いますが、今しか手に入らない限定パッケージ(あとタバコ自体がもう風前の灯火なので)、非喫煙者の方もぜひ記念にいかがでしょうか。
ちなみに2011年にタバコの記事を書いたときうるまは190円でしたが、現在は530円だそうです。時代の流れって怖いですね…。
前もどこかで書いた気がするのですが、離島なんかに行くと集落を歩いているおじい、おばあがいて、大抵ハイトーンかバイオレットかうるまを吸っていたような気がします。時代の流れなんで仕方ないのですが、もうそういう風景は見られないのだなと思うとちょっと寂しくはあります。うるまには最後まで頑張って欲しいところです。