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ありがとう、さようなら。美浜の観覧車
北谷町美浜。地元客と観光客が入り混じって賑わう商業エリアのランドマークとして、長年愛されてきた観覧車。
乗ったことがある人、下から眺めるだけだった人。沖縄唯一の観覧車にまつわる思い出がある人も多いのではないでしょうか。
そんな美浜の観覧車が取り壊される予定だという噂を耳にしたのが数ヶ月前。
そのときにはもうすでに観覧車の稼働は停止しており、観覧車が設置されていた商業施設ごと、ぐるりと工事の柵で覆われてしまいました。
建物解体・撤去工事の期間は、今年の3月1日から9月30日まで。カーニバルパーク・ミハマと呼ばれていた商業施設には、ドラッグストアやお土産屋さん、A&Wなどの飲食店、ゲームコーナーなどが入居していました。ただ近年は、人足もまばらで空き店舗が目立っていた様子でした。
観覧車自体も、ここ十数年の間に何度か営業が止まっていたりしたことがありました。
海風にさらされる立地ということもあり、老朽化や安全維持管理の難しさなど様々な問題があったのだろうと思います。
在りし日の姿を思う
写真を見返してみると、2016年と2018年に子どもと観覧車に乗っていました。
料金はたしか大人600円。チケットをとっておかなかったことが悔やまれます。
赤いゴンドラに混じってひとつだけある黄色いゴンドラに乗れたらラッキーとか、そんな話もありましたね。
2018年に乗ったときの写真。当時4歳の息子は上空から見る街の風景に大興奮でした。
ヒルトンホテルの向かいあたり、今はもう高い商業施設の建物が建っている場所がまだ工事中です。
頂上付近から海側の風景。地上何メートルぐらいあったのでしょうか?
たくさんの思い出をありがとう
ここ数日のSNSなどでは、もう既にゴンドラも撤去されている写真を目にしました。
時代とともに風景が変わってしまうのは仕方のないことですが、やはり寂しいものですね。
跡地には新たにホテルが建設されると報じられています。
いつかまた、沖縄の子どもたちが喜ぶような施設ができることを願いつつ、この赤い観覧車を記憶にとどめておきたいと思います。