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さようならナカハラストアー
ナカハラストアーは浦添市にあるローカルスーパー。DEEokinawaでは「汁物の種類が多すぎるナカハラストアー」(2016.07.21)で紹介したのが最初だったかと思います。
ナカハラストアーの目玉といえば、圧倒的なお惣菜の種類!おにぎり、揚げ物、汁物など多種多様なお惣菜が店内には並び、いつも駐車場に車を止めきれないほど多くの人で賑わっていました。
そんなナカハラストアーでしたが、今月になって衝撃的なニュースが流れます。
「ナカハラストアー」業績不振で破産へ 浦添の食品スーパー
東京商工リサーチ沖縄支店は5日、浦添市沢岻の食品スーパー「ナカハラストアー」が破産準備に入ったと発表した。2006年に民事再生手続きを終え安価な弁当販売や24時間営業で集客を図っていたが業績不振のしわ寄せなどから持ちこたえられなかったという。
同支店によるとナカハラストアーは1951年創業。浦添市、那覇市、宜野湾市などに店舗を展開し、89年には6店舗で9億円の売上高を計上した。99年から浦添市沢岻の1店舗のみとなった。過去に1億2千万円の保証かぶりがあったことや店舗周辺の道路拡張などが影響し集客力が低下した。2002年に民事再生手続きを申請し06年に終結した。(當山幸都)
ナカハラストアーが閉店…!!!
急いでナカハラストアーに向かってみると、店舗はシャッターが下りた状態。
張り紙には3月末で諸般の事情により影響終了のお知らせが。
よく見ると、お知らせの張り紙に誰が書いたのかお店への感謝の言葉が添えられていてグッときます。
ナカハラストアーの閉店は本当に寝耳に水で、驚きました。まだ現実味がなくてフワフワしていますが、ジワジワと喪失感を今味わっている状態です。この気持ちがなくならないうちに、在りし日のナカハラストアーの様子を記録に留めておこうと思います。
ナカハラストアーの風景
ナカハラストアーといえば、まず入り口から入ってすぐにおむすびコーナーがありました。看板にも「でっかいおむすび」と書かれているだけあって、目玉商品だったのではないかと思います。おむすびの具も10種類くらいのバリエーションがあって売り切れているものはオーダーすれば作るよ!という張り紙もされていました(握ってもらったことはないけど)。
コンビニとかのおむすびだと割とギュッとご飯を固めた感じなのですが、ナカハラストアーのおむすびはふんわりと握ったおむすびで沖縄ではあまり売られていないものでした。
めちゃめちゃ種類が豊富だった揚げ物類。僕は特にササミフライをよく買っていました。よくあるササミフライってササミを開いてアーモンド型に整形したやつが多いと思うんですが、ナカハラストアーのササミフライはササミを開かず棒みたいな状態の豪快なやつでした。
だいたい惣菜を買うことが多かったので、あまりなじみはないのですがお弁当も結構な種類がありました。
前に記事でも紹介しましたが、汁物も豊富でした。沖縄そば出汁だけでなく、カレーや中身汁、クリームスープなど色々な種類を販売。
汁物は量り売りで容器に注いだ分だけお金を払う感じだったのですが、かなりリーズナブルなお値段でした。
こちらは野菜コーナー
汁物コーナーを別角度から。
100円そばコーナー。普通の沖縄そばだけでなく、中身そばなども並んでいたことがあった気がする。
おにぎりコーナー+惣菜棚
編集部で集めた写真で構成しているので、時系列的に古い写真もあるかもしれませんが、在りし日のナカハラストアーの様子をお届けしました。
ありがとう、さようなら
ナカハラストアーは個人商店とスーパーマーケットの中間くらいの立ち位置で、娘を抱っこして買物に行くといつもレジで娘に話しかけてくれたりと、そういうアットホームな感じもとても好きでした。
その娘がめちゃめちゃ偏食で、食事に悩んでいた時もナカハラストアーのクリームスープだけはすごい勢いで食べるので一時期は本当にお世話になりました。
ありがとう。さようならナカハラストアー。