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首里城の寄せ書きには何が書いてあったのか
2020年6月12日から「見せる再建」として有料区域の公開が始まった首里城。
その様子は先に記事でもご紹介しましたが、そんな中ちょっと衝撃的なニュースがありました。
首里城復興ボード、ユーチューバーの「落書き」で撤去 施設側「残念な気持ちでいっぱい」
首里城公園内に設置されたメッセージボードが、心無い書き込みにより撤去されたことが2020年6月26日、分かった。
同ボードには、昨年10月の火災で焼失した首里城正殿の復興に向けての応援メッセージが多数寄せられていた。しかし、動画共有サイト「ユーチューブ」の投稿者を名乗る男性が、落書きのような行為をする動画が拡散していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09ebb645047f90c06cc14624c703e1e17870f457
僕もうっかり動画を見てしまったのですが、まあ想像していたよりも100倍くらい胸くそ悪い内容でした。色々口汚い言葉を言いたいところなのですが、首里城公園のサイトでも「今後は管理運営者として厳正に対処していく所存でございます。」とあるので、いったんユーチューバーのことは置いて撤去されてしまった「復興応援の寄せ書き」の話をしたいと思います。
いったい「復興応援の寄せ書き」にはどんなことが書かれていたのでしょうか?
実は事件が起こる6日前の2020年6月20日、息子と娘を連れて首里城に行き、たまたまこの寄せ書きの写真を撮っていました。記録に残す意味でもどんなことが書かれていたのか見てみたいと思います。
復興応援の寄せ書きには何が
こちらが事件が起こる前の6月20日段階の寄せ書きです。ちょっと拡大してメッセージを見てみましょう。
首里城の復興待ってるよ!というメッセージがほんとんどです。
中国語で「頑張れ」の「加油」の文字もちらほら見えます。
こちらは英語のメッセージ。
イタリアの人も。
なんだか味のある首里城のイラスト。
シーサーもなかなか味があります。
熊本からのメッセージ。熊本県は首里城火災の時も結構早い段階で募金を開始してくれていました。他にも○○からという県外の方のメッセージも多く寄せられてました。
鳥山明先生も(多分ちがう)。
個人的に一番好きだったのは「何どももえてるみたいだけど、さいけんがんばれ!」です。
ごく一部だけ明らかに落書きっぽいものはありましたが、それ以外はひとつひとつが首里城に再建に向けた温かい言葉でした。それ故にユーチューバーが寄せ書きにでかでかとサインを書いて寄せ書きが撤去されたのはすごく残念だと思います。
撤去された寄せ書きが再び展示されるのか、新規で寄せ書きが設けられるのかは分かりませんがここに記録として残しておきたいと思います。