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沖縄の梅雨は行方不明になりがちなのか
梅雨まっただ中の沖縄。しかし、ほとんど雨が降っていません。
しかし、この梅雨に雨が降らないって毎年言っている気がするのです。
そして後半に思い出したように急に降り出すのが沖縄の梅雨なんじゃないかと思っています。
つまり、沖縄の梅雨は途中で行方不明になるけど、帰ってきたら大暴れする説。
なんとなく暮らしていて勝手にそう思っているだけですが、この説が本当かどうか、今日は過去のデータから明らかにしたいと思います。
使用するのは国土交通省気象庁の過去の気象データ検索ページ。
地点や日時を選択したら、そのときの気象データを表示してくれます。
2020年の梅雨入りは5月11日。
あまり雨が降っていない気がしていますが、本当かどうか11日から31日までの気象データを見てみると。
20日間でめちゃくちゃ降ったのは4日間。
梅雨入りしてから、12日間は降水量が1日合計して0.1mmありませんでした。
今年だけでは言い切れないので他の年も見てみましょう。
5月11日から、沖縄の梅雨明け宣言の平均である6月23日までの数値をとり、1日の降水量を折れ線グラフにしてみました。
私が沖縄にやってきた2005年。まだ車もなく移動手段が徒歩だったので、後半の大雨のときは毎日ずぶ濡れになりながら買い物や用事をこなしていた思い出があります。
2016年。6月14日の記事で「先週末から突然思い出したように梅雨がはじまりました」と書いてあるように、途中に中休みがあって急に後半に降っています。
2018年。5月28日の記事で「今年は全然梅雨っぽくもなく」と書いてありましたが、たしかに最後の数日をのぞいて全然降っていません。
20年分のデータを集めました
そんなこんなで、2001年から2020年までの20年分のデータを集めました。
年数が多いので、折れ線グラフではなく、同じ項目の要素を上に積み上げる「積み上げ縦棒グラフ」で可視化してみましょう。
- 2001年から2010年の1日の降水量の積み上げ
- 2011年から2020年の1日の降水量の積み上げ
梅雨に中休みがあるというよりは、ドシャー!とバケツをひっくり返したような日が前半と後半にありがち、ということでしょうか。
最初にたてていた仮説「沖縄の梅雨は途中で行方不明になるけど、帰ってきたら大暴れする」はわりと合ってそうですが、行方不明までは行かずにわりと近くで待機していそうなので、いつ襲われても大丈夫なように天気予報を見つつ洗濯物を干したり布団を干したりしながら、最後にやってくる大物を今年も待ちたいと思います。
大物が去ったら今年も沖縄に夏がやってくるぞ!