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てびちが食べ放題のてびちカフェとは
てびちカフェの旗にいざなわれて
言わずとしれた沖縄料理の代表格、てびち。
豚足(とんそく)を長時間煮込んで柔らかくし醤油などで味付けしたもので、皮ごと煮込むためコラーゲンがたっぶり含まれていることで有名です。沖縄ではおでんの具材としても一般的だったり、近年では居酒屋などで、てびちを香ばしく焼き付けた焼きてびちや油であげたてびちの唐揚げなどの創作料理も提供されています。
そんなてびちが、女性客に人気のおしゃれなカフェで食べ放題、と言ったら信じられるでしょうか。
てびちとカフェ。かけ離れたイメージの二者を融合してしまったのがこちら、那覇市仲井真にある『maru CAFE』さんです。
店の前には堂々たるてびちカフェののぼりが。
ランチメニューを見てみると、ステーキやハンバーグ、パスタやオムライスなどの洋食メニューがいろいろ。どれもすごく美味しそうですが、てびちの文字はどこにも見当たりません。
店内は広々としたフローリングの座敷席とテーブル席に分かれており、きれいで落ち着いた雰囲気。子連れでも訪れやすく、ランチタイムはいつも女性客グループで賑わっている印象です。店内の装飾などにもてびちっぽさは皆無です。
そして唐突に現れるてびち
そんななか、ランチを頼むとついてくるサイドバイキングのコーナーでついに出会えました。
保温鍋に燦然と輝くてびちの文字。
いざ、オープン。
うはーーーーーー!いいにおい!!
そう、『maru CAFE』さんではサイドバイキングとして、サラダやスープ、ちょっとしたデリの他に、てびちを提供されているのです。もちろん食べ放題なのでおかわりも自由。てびちは下処理や調理に手間暇がかかるため、居酒屋などで単品で頼んでもけっこういいお値段することが多いのですが、それが食べ放題だなんて、てびち好きにはたまりません。
メインには、サバの粒マスタードパン粉焼きを注文したのですが、サイドてびちの存在感がすごいです。
サイドメニューと侮るなかれ、柔らかく煮込まれたてびちはお箸で持っただけで骨からぽろっと外れるほど、ぷるっぷるのとろっとろ。甘辛い味付けも絶妙で、個人的にはかなり好みのてびちでした。練り辛子も泣かせます。うっかり「泡盛もってきてー!」と言いそうになったりして。
カジュアルにてびちが堪能できる、てびちカフェこと『maru CAFE』。手間暇かかるので自宅ではまず作らない(作れない)し、なかなか沖縄料理屋に行く機会も無いので、またてびちが食べたくなったときにはこちらに駆け込もうと思います。