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赤瓦の模様に注目してみる
沖縄らしい風景といえば赤瓦の家屋を想像する人が多いのではないでしょうか。
伝統的な家屋にも使われているし、今では公共施設などでも赤瓦を使った建物を多く見ることができます。
そんな赤瓦ですが、男瓦と女瓦という2種類の瓦を組み合わせて漆喰で固められており(今はS型瓦という1枚で男瓦と女瓦が一体になったものもある)、瓦の端からは男瓦の模様が見えます(赤丸の部分)。
つい最近まで赤瓦はどれも同じだと思っていたのですが、
先日出たおきなわワールドさんのスペシャル企画で、玉泉洞内にある東屋の赤瓦の模様が旧おきなわワールドのロゴになっているという話が取り上げられました。
この赤瓦の男瓦の模様、実は結構バリエーションがあるのです。今回はそれを集めてみました。
結構よく見る
こちらは桜模様。
冒頭の写真のやつと同じ模様ですが、これは菊でしょうか。
これも菊っぽいですね。このタイプもよく見る気がします。
恐らくよく見るタイプの模様は赤瓦のメーカーによって異なっているのだと思われます。DEEokinawaでは以前に与那原町にある八幡瓦工場に行った事がありますが、男瓦の模様は一番最後のやつでした。
通はこの模様で工場がどこなのか分かったりするのかもしれません。
オリジナル模様
続いて見つけると、ちょっと嬉しいオリジナルデザインの模様です。
これは那覇市中央郵便局。
よく見たら男瓦の模様は郵便マーク…!
こちらは宜野座村の海水プール施設、「かりゆしカンナタラソラグーナ」の屋内にある赤瓦。海と太陽がモチーフになっています。
こちらは琉球大学にある万国津梁の鐘のレプリカ。ここの赤瓦ですが…
よくよく見てみると、なんと男瓦の模様は琉球大学の学章に。
上は読谷村にある「地域振興センター」。模様をよく見てみると…
模様は読谷村章と読谷村のキャラクター「よみとん」。思わずにやりとしてしまいます。
街歩きがきっと楽しくなる
というわけで、本日は赤瓦の男瓦の模様についてご紹介でした。伝統的だと言われている赤瓦ですが、男瓦の模様は割と遊び心に溢れていてまだまだ沢山バリエーションがありそうです。
前にセメント瓦の鬼瓦部分の模様については触れたのですが、あわせて是非赤瓦も観察してみてください。
何か面白い模様を見つけたら編集部にご一報くださいね。それでは本日は以上です。