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島豆腐を常温で長期保存できる「れとるとうふ」とは
先日行われた産業まつりで購入した「れとるとうふ」。
北山商店(沖縄県今帰仁村)さんと山城とうふ店(本部町)さんが開発した、島豆腐を常温で長期保存できるレトルト島豆腐です。
この日は特に試食はなかったので、今回はじめて食べてみたいと思います。レトルトの島豆腐とやいかに。
じっくり見てみよう
改めて「れとるとうふ」です。
パッケージに懐かしさやレトロな感じがあり、色使いやデザインもシンプルですが印象に残ります。
裏には商品説明。
沖縄県民に長年愛されているけれど、温かいまま販売されているため、日持ちがしない食品
とあります。沖縄に遊びに来た友人がすごく美味しかったので実家のお土産にしようと思ったけど「パックのものは冷やさないといけないし、袋のやつは温かいから最適な保存方法がわからないし袋の上開いてて水漏れそう」と悲しそうに言ってたことがあります。
そう島豆腐は沖縄では日常的なものですが、気軽に県外に持ち出しにくい食材なのです。
原材料を見てみると、大豆と塩とにがりのみ。原材料は島豆腐を作る際と同じ。
レトルトだからといってに保存料など特別なものは使っていないようです。
でも通常の島豆腐の賞味期限が通常当日1日だけなのに対して、こちらは常温で90日保存できるとか。魔法かよ。
食べ方をみると、そのまま食べても、料理の具材として使っても美味しいようです。
パックにも大きく賞味期限が表示されているのが嬉しいですね。
食べてみよう
ちなにに通常の島豆腐は賞味期限の短さに反してずっしり大量でいかに使い切るのか問題がありますが、こちらは200gと控えめなサイズ。
値段も産業祭りでは600円でしたが、通常は650円(税抜き)なので、セレブ島豆腐と言えるのかもしれません。
そしてお味は..
ぎゅーっと固められたものをほぐした感じなので、ぱっと食べた感じは島豆腐というより高野豆腐のようです。
そして原材料が大豆と塩とにがりだけとは思えないぐらいの甘さ。うん、美味しい!
ちなみにDEEokinawaでは島豆腐を高野豆腐にしたことがありますが、そちらでは全然失敗しました。まぁれとるとうふは高野豆腐ではないのですが。また島豆腐を長期保存させようと干すと幻の琉球料理ルクジューになり、こちらは濃厚なチーズのような味になります。
つまり島豆腐をレトルトにした商品は高野豆腐なような味で、かといって自分で島豆腐から高野豆腐を作ろうとすると失敗し、島豆腐を長期保存させる幻の琉球料理ルクジューは濃厚なチーズのような味。もうわけがわからないのです。島豆腐の奥深さ!
ひとつだけちゃんとわかることは、沖縄の新しい商品「れとるとうふ」は美味しいです。
今度大阪に帰ることがあったら件の島豆腐好きの友達にお土産に買って帰ろうと思ってます。