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沖縄だし種からパイナップルを育ててみる [その1]
沖縄を代表する果物といえばなんでしょうか?
アセロラ、マンゴー、バナナ…色々回答はあると思うのですが多くの人はパイナップルと答えるのではないでしょうか。沖縄でも本島北部ではパインが作られていて季節になれば結構な量のパイナップルがファーマーズマーケットなどに並んでいます。
沖縄におけるパイナップルの歴史には諸説あるらしいですが、1888年国頭郡長の朝武士干城(あさぶしかんじょう)という人が小笠原から持ち込んだのが最初だと言われています。商業品種のスムースカイエンという種類は1927年に本部町伊豆味に、1930年には石垣島に導入されたのが最初だということです。
そういえばハブとマングースショーでチラリと出てきた「いこいの駅いずみ」はもともと伊豆味パイン園という名前でした。あのあたりが沖縄本島ではパイナップル栽培の草分けの地だといえるのだと思います。
さて、全然話は変わるのですが、この前息子が食べたいというので丸ごとパイナップルを買ってきたのです。
で、パイナップルを切っている途中で、果肉の中に種があることに気づきました。人生で今まで何度となくパイナップルを切ってきたのですが、パイナップルの種という存在に全く気づきませんでした。割と微妙な位置に種があります。
指先にちょこんとのったパイナップルの種を見て、ふと思いました。
ここは沖縄…ということはパイナップルの種をまいたらいずれ収穫ができるのではないだろうかと。
というわけで新連載の始まりです。
パイナップルの種を育ててパイナップルの収穫を目指します。ちなみに通常のパイナップル農業の場合は苗を植えて、収穫までにかかる年数は2年だそうです。定期的にパイナップルの様子を皆さんにお届けするとともに首尾良く収穫までこぎ着けたさいには大収穫祭を企画しております。
事務所開きでもらった観葉植物が半年以内にほぼ全て枯れたという我々の事務所でパイナップルが育つのか、色々不安はありますが、皆さんお付き合いくださいますようお願いいたします。