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さようなら北谷のジンギスカン
あのモンゴリアンバーベキューがもうすぐ食べられなくなる
2013年にお届けした『北谷の『ジンギスカン』ではジンギスカンが出てこない』という記事を皆さん覚えていらっしゃるでしょうか。
あのなんともいえない独特の世界観のなかでモンゴリアンバーベキューを食べられるお店が、なんともうすぐ閉店してしまうという噂を聞きつけました。
足繁く通っていたわけではないけれど、本土から友人が来たら連れていきたいディープな沖縄らしさが漂うユニークなお店がまたひとつ無くなってしまうのはなんとも惜しい話です。
というわけで、閉店前の様子を見に行ってきました。
SALE! SALE! SALE!
店舗外観には特に閉店のお知らせなどが掲示されているわけではないし、店内も相変わらずたくさんの来客(あいかわらず外国人が99%)で賑わっているので、にわかに閉店の噂が信じられませんが、よく見るとそこかしこにある備品や飾られた小物類に《SALE》の赤い貼り紙とともにざっくりとした値札がつけられていました。
アメリカンというかカントリー調というか、なんとも形容しがたい様々な品が売られています。
既にSOLD OUT(売約済み)となっているものも多数ありました。
調理場で閉店のお知らせを発見
ここまで明確な閉店のお知らせなどは見つかりませんでしたが、食材を焼いてくれる調理場の天井付近でついに発見しました。
英語のみのお知らせでしたが、赤字で書かれている部分、2018年6月24日(日)が最終営業日となるそうです。
1974年創業ということは今年で44年。なんとも残念です。
そしてモンゴリアンバーベキューは数年前と変わらず、やはりビーチパーティの最後の方に出てくる野菜炒めみたいな佇まいでした(美味しかったです)。
会計の際にお店の方に「もうあの丼は販売してないんですか?」と伺ったところ、閉店が決まってからばばばっとすべて売れてしまったのだそう。本土のメーカーに発注していたそうなのですが、原料価格の高騰により700円だったものが800円になり、最近は1,400円と当初の二倍ほどの価格になっていたそう。それでも米軍基地勤務の方が異動の際に本国へのお土産に買っていくことも多く、よく売れていたとか。
24日の営業終了後もしくは翌日の25日の朝に、現在店で使用している丼を販売する予定だそう。印刷が薄くなっていたり縁が少し欠けているものもありましたが、あの丼を手に入れるには最後のチャンスとなりそうです。
「以前はこんなのもあったんですよ」と見せていただいた非売品のレンゲ。丼とセットで販売されていたとか。これもめちゃくちゃかわいい。
モンゴリアンバーベキューの味わいをたっぷりと舌に刻んで店を後にしました。
閉店まであと3日。営業時間もそれほど長くないのでチャンスは少ないかもしれませんが、都合のあう方はぜひ足を運んでみてくださいね。
Mongolian BBQ Genghis Khan(モンゴリアン バーベキュー ジンギスカン)
住所:〒904-0111 沖縄県中頭郡 北谷町砂辺304-4
TEL:098-936-8567
営業時間:17時~22時
定休日:無休