2017年、ついに魔除けは食べる時代に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
先日牧志の公設市場付近で「食べる魔除け」なるものが売られているのを見た。ついに魔除けも食べられる時代がやってきたのだ。たぶん。


これはゲーンとよばれるもの。毎年「シバサシ」という日に取り替えられる

沖縄にはシーサーだったり石敢當だったり、あるいはススキを結んだゲーンだったり、スイジガイだったりとマジムン(魔物)から身を守るための魔除け的なものが多くあります。

さて、そんな魔除け大国沖縄にて先日、那覇市牧志の公設市場付近で気になるものを見つけました。


ちょっと隠れてしまったが「とってもおいしーさー」というダジャレも気になる

「食べるまよけ」…そう。ついにここ沖縄で食べられる魔除けが誕生していたのです。

まぁ看板を見てもらえればだいたい分かると思いますが、「食べるまよけ」とはシーサーの人形焼き的なお菓子らしいです。中に入っているのはカスタード、粒あんなどいくつかバリエーションがあって値段は1個80円。「シークヮーサー風味」と書かれています。

ひとつ買ってみました。割とカワイイ顔をしていますが、魔除けになるんでしょうか。そもそも食べて魔除けになるんでしょうか。

後ろ姿
中身

味はだいたい想像がつくと思いますが、少ししっとり、もっちりとしており後味にかすかに漂うのは多分シークヮーサー。ちょっとしたお土産やお茶請けにはいいかもしれません。

そして「食べる魔除け」の謎は包装されている袋に書かれていました。

琉球王朝時代から現代まで親しまれてきている沖縄のシーサーは、悪霊を追い払う魔除けの獅子です。弊社の「食べるまよけ食べるしーさー」を食べることで厄を払い、力を持ちパワーアップするかもしれませんよ。

…厄をはらう(かもしれない)という割とふんわりした表記でしたが、こういうの嫌いじゃありません。そしてそもそもこれ商品名が「食べるまよけ 食べるシーサー」という名前みたいです。魔除けを食べていいのかとか、食べたら魔除けは効果がなくなるんじゃないかとか色々気になるところはありますが、これからは魔除けもおいしく頂ける時代がやってくるのかもしれません。

というわけで、そろそろ石敢當型のまんじゅう的なものなんかがお土産としてでてくるんじゃないかと思うのですがいかがでしょうか。

本日は以上でございます。

関連する記事

フォローしたらいいことあるかもよ

DEEokinawaの新着記事や裏話、面白写真などが毎日届くかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright©DEEokinawa All Rights Reserved.
このウェブサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。すべての著作権はDEEokinawaに帰属します。

ページのトップへ