ローカル過ぎる観光案内vol.1　-　読谷村初のJリーガー山内選手

ある個人にスポットをあてて、その人の思い出の場所、本当におすすめする観光スポットを集めてみる「ローカル過ぎる観光案内」。1回目は読谷村発のJリーガーである山内達朗選手に読谷のスポットを紹介してもらいました。

観光案内に載らない観光案内を

観光立県である沖縄。数多くの観光案内が紙媒体でもWeb媒体でも溢れています。しかしその内容は割とどれも似通ってしまっていて、だいたい同じ定番スポットが掲載されている状況だと思います。

そこで我々DEEokinawaはある個人にスポットをあてて、その人の思い出の場所、本当におすすめする観光スポットを集めてみる「ローカル過ぎる観光案内」という試みを開始したいと思います。いったいどんなスポットが出てくるのでしょうか。

栄えある（？）第一回を飾るのは「FC琉球って今どうなってるの？何が変わった？読谷村初のJリーガーに聞いてみた」にもご登場頂いた読谷村発のJリーガーである山内達朗選手。出身地である読谷村で思い出をもとにオススメスポットを紹介してもらいました。

: オススメポイント
残波いこいの広場にある進貢船のオブジェですが、進貢船の中は雨風がしのげるようになっていて僕らの中では有名な家出スポットでした。僕は家出したことはありませんけど、秘密基地として友達とたのしんでましたよ！

オススメポイント
残波岬の近くのグランドでよく兄弟でサッカーをしに来てたんですが、たまに贅沢したくなって残波岬にある屋台でハンバーガーなどを買ってました。それがすごく美味かった記憶があるんですが…

今回行ってみたらもう無くなってました。悲しいです。

今もパーラーはあるけど、これじゃないらしい

: オススメポイント
ベタな観光スポットかもしれませんが、座喜味城跡です。大学の頃は大阪に行っていたんですが、年末は帰沖していつも初日の出を座喜味城址から見ていました。読谷村一高い所から見る最高の初日の出を見ながら「今年もやるぞ！」という気合いを入れていました。

城壁からは読谷村が一望できる。

オススメポイント
座喜味城址って裏にも駐車場があるのを知ってましたか？座喜味城址は読谷村で一番標高が高いところにあるので、サッカー、駅伝をやっていた中学生時代に三年間この坂をダッシュしまくった思い出があります。

中学に上がって身長が伸びなくて、足は遅い方になってしまったんですけど、体力だけはなぜがあって中距離では負けたくない一心でとにかく走りまくりました。苦しかったけどなぜが楽しかったですね！その時からM気質があったのかもしれません。

まぁ全然観光スポットじゃないんですけど。

オススメポイント
今回オススメスポットとしてここだけは外せない！という絶品のそば屋があったんですが、いつの間にかチャペルになってました。すみません。

近くに自分の家のウージ(サトウキビ)畑があって畑仕事を手伝った後に海に入ってクールダウンして、海を見ながらそばを食べたのがとてもいい思い出です。

: でもチャペルの隣が紅いもタルトで有名な御菓子御殿の本店なんですよ。これまでオススメしたスポットが全然観光に役立たなそうなので、もう皆さん御菓子御殿に行ってください！

というわけで今回は読谷村発のJリーガーこと山内達朗選手に昔のことを振り返りつつ、読谷村のオススメスポットをご紹介いたしました。

オススメスポットのうちふたつがすでに閉店しているという本気で役にたたなそうな情報にまとまりましたが、沖縄に観光で来て「ダッシュで足腰を鍛えたい」とか「家出して沖縄に来た」という方にとっては役立ちそうなスポットがありましたね。

思い出のスポットだけで観光案内が成立するのかも含めて、我々は今後も色々な人にお願いしてこの企画をちょこちょこやっていきたいと思います。ご期待ください。

平安山良太 (へんざんりょうた)

: ライター名; 名護市出身大宮中→向陽高校→中京大
ブラジルを中心に、アルゼンチンやペルーにも顔を出すサッカー監督。名古屋グランパスU12→東南アジア研修→SCコリンチャンスP→Alianza Lima(研修生)→Avai FC→FC琉球→コリンチャンスライターや通訳も。
ブログ http://ryotahenzan.hatenablog.com/
Twitter @HenzanRyota