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【子供が大して喜ばない】 ふしぎ公園探方 -その1 松川公園-
みなさんこんにちは。最近土日は2歳の息子を連れて沖縄の公園行脚に精を出しておりますが、まぁ公園に連れて行くと狂ったように喜ぶんですよね。毎回同じ公園に連れて行っても狂喜するするんですが、そこは親心としてちょこちょこ違う公園をローテーションしながら巡っています。
そこで重要なのは公園情報。すでにネットで検索すれば沖縄のおすすめ公園情報をたくさん見つけることができます。しかし、ネットで出ているイケてる公園情報に埋もれてしまった、公園たち。そこにはいったい何があるんでしょうか。
というわけでDEEokinawaでは「ふしぎ公園探方」と銘打って子供が大して喜ばないであろう公園の見所をご紹介していきたいと思います。
松川公園は長くて何もない
栄えある第1回でご紹介したいのが、那覇市松川にある「松川公園(まつがわこうえん)」。
入り口は何の変哲もない公園に見えますが…
写真右が公園です。
どうでしょうか?…そう。この松川公園。
サッカーとかは100%できない
ものすごく長細いのです。
もう見出しで「何もない」って書いちゃってるのですが、公園の中の様子もご紹介していきましょう。公園内には結構大きな木々が生えていて、細い公園の敷地をさらに圧迫しています。公園と言うよりも遊歩道的な感じでしょうか。
若干の申し訳程度にストレッチができるベンチや懸垂ができるつかまり棒など健康遊具がいくつか存在しています。
横幅がないので、ベンチを公園の柵部分に設置するという奇策。背もたれ的なものは欲しいところです。
途中人が1人しか通れないような道があったりもします。
しかしまぁ本当に長い。公園の端から端まで結構あります。ひょっとしたらウオーキング需要みたいなものはあるのかもしれません…まぁ公園の周りにぐるっと歩道があるのでそっちを歩いたほうがウオーキングにはよい気もしますが。
しばらく歩くと、ようやく公園の端っこが見えてきました。
端っこには木と水飲み場。
入り口とは反対の方から見た松川公園。その奇妙な形が分かるかと思います。そしてここまで子供が喜びそうな要素が皆無。うちの息子だったら端っこまで歩いて行く前に「別の公園に行く」と言い出しかねません。
公園の謎が明らかに
子供を遊ばせてやろうという気持ちが皆無な松川公園。この細長い形には実は理由がありました。
入り口の案内板によれば、この松川公園はかつての陸軍熊本鎮台沖縄分遣隊の射撃訓練場だったのだそうです。1986年に分隊の派遣が終わったあとも在郷軍人の演習に使われた、と書かれています。松川公園のまっすぐ伸びた直線的な形は実は射的場の一部だった面影を今に残しているのです。
ちなみに分隊が派遣終了した後も射的場は在郷軍人の演習に使用されていましたが、演習がない時は近くの沖縄女子師範・第一高等学校の女生徒の憩いの場で「ローレライ」と呼ばれていたそうです。
…まぁ公園の謎は判明しましたが、歴史的なバックグラウンドはさておいて遊びどころのない公園なので子供は大して喜ばないかと思われます。
というわけで第1回は那覇市松川公園よりお送りいたしました。今後はちょこちょこ小さなお子様がいる皆さんに向けて「子供が大して喜ばない公園」「なんだか不思議な公園」を取り上げて行きたいと思います。もしも読者の皆様の中で「こんな不思議な公園がある」など情報がありましたら編集部に一報くださいませ。よろしくお願い申し上げます。