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沖縄のマンホールがここに!「沖縄のデザインマンホール図鑑」
マンホールお好きですか?
過去にはマンホールを食べるという企画もやってた。
我々DEEokinawaは「沖縄デザインマンホール」というコーナーを設けて沖縄県のあらゆるデザインマンホールを集めるという企画を行ってきました。
しかし、サイト開設当初は「沖縄のマンホールを全て集めてやるぞ!」みたいな希望に燃えていたのですが、いかんせん途中くらいでどのマンホールが登録されていて、どのマンホールが登録されていないかが分からなくなって新規登録のないまま放置されているのが現状です。
そんな中、沖縄の出版社ボーダーインクさまより1冊の本を献本頂きました。
『沖縄のデザインマンホール図鑑』
帯には「沖縄にある(だいたい)すべてのデザインマンホールを収録!!」との文字。おおお。うかうかしているうちに先を越されてしまったのか…!ということで、今回はこの「沖縄のデザインマンホール図鑑」について内容をご紹介したいと思います。
マンホールから見る市町村像
まずは著者の方をご紹介したいと思います。著者の仲宗根幸男(なかそねゆきお)さんは農学博士。著書は『沖縄の貝・カニ・エビ』(共著)『沖縄の生物』(共著)など全くマンホールに縁がなさそうな分野の方です。
冒頭のあいさつによれば調査や写真撮影などであちこち巡っているうちに、マンホール蓋に地域独自のデザインが施されていることに興味を持ち、少しずつ写真に撮っていたのだとか。それをまとめたのが本書というわけです。
それでは本書の内容を少しご紹介していきましょう。
まず目次から。目次は地域別に並んでいて、それぞれの市町村ごとにマンホールがまとめられています。
たとえば南城市。
市町村章のモチーフの由来的な話も交えつつ、マンホールに描かれている意匠についての解説が詳しくなされています。
現在の市町村だけなく、合併前の市町村にあったマンホールについてもカバー。こちらもそれぞれに詳しい意匠の説明が添えられています。
上の写真は沖縄市のマンホールなんですが、旧コザ市のマンホールは異なる模様で8種類確認できたそうです。またコザ市章に星があしらわれたマンホールは市章が異なる全く同じデザインのものが長崎県にも存在するのだそう。同一メーカーによる模様である可能性が高いそうです。
DEEのマンホールコンテンツでは「たぶん山」とか「よくわかんない何か」みたいな解説しかしてない箇所もめちゃめちゃ詳しく解説されています。
当然離島のマンホールも網羅。趣味で撮りためた的なことが冒頭に書かれてましたが、著者のマンホールへの並々ならぬエネルギーを感じます。
沖縄のデザインマンホール図鑑はもちろんデザインマンホールの紹介をしているのですが、それを地域別に見ていくと、その地域の文化や歴史、シンボル的なものが分かるので、よりその地域についての理解をすることができるという素敵な内容です。
DEEokinawaに掲載されていないマンホールもいくつか掲載されていました。くやしい…!
これを手にマンホール巡礼の旅もいいのかもしれない
というわけで本日はボーダーインクさんより献本頂いた『沖縄のデザインマンホール図鑑』のご紹介をお届けいたしました。マンホールフェチはもちろん、沖縄観光に飽きた方はこれを片手に「沖縄のマンホールコンプリート」を目指してみてはいかがでしょうか。
で、DEEokinawaコンテンツの沖縄デザインマンホールですが、くやしいので『沖縄のデザインマンホール図鑑』と見比べてみたところ、図鑑に掲載されていないマンホールが1つあることを発見いたしました。いったいどれが掲載されていないのか。気になる方もぜひ本書をご一読下さいませ。
『沖縄のデザインマンホール図鑑』
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