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沖縄風景今昔 vol.11 平和通り
過去にDEEokinawaでは古写真と現在の風景を比べるという記事を何度か公開してきました。
【復帰40周年特集】古写真で見る過去と現在の沖縄の姿
100年以上前の沖縄風景写真の場所は今どうなっているのか(その1)
100年以上前の沖縄風景写真の場所は今どうなっているのか(その2)
沖縄風景今昔 vol.1
沖縄風景今昔 vol.2
沖縄風景今昔 vol.3
沖縄風景今昔 vol.4 平和通り
沖縄風景今昔 vol.5 市場本通り
沖縄風景今昔 vol.6 むつみ橋通り
沖縄風景今昔 vol.7 市場中央通り
沖縄風景今昔 vol.8 壺屋やちむん通り
沖縄風景今昔 vol.9 浮島通り
沖縄風景今昔 vol.10 サンライズ那覇通り
風景今昔として11回目の今回は、那覇の平和通りに迫ってみたいと思います。
平和通り
平和通り
撮影日時:戦後 / 所有者:那覇市歴史博物館所蔵
今の写真はひやみかちマチグワァー館の2階から撮影しています。平和通りから桜坂通りに曲がる角なので見覚えのある方も多いのではないでしょうか。
アーケードがあるので分かりづらいですが、道は変わりませんね。
平和通りの今昔インタビュー
高嶺商店
高嶺 玉子さん(80歳)
この家は終戦直後から建っています。私がお店をする前は2階で三線の皮を干していましたよ。それまでは向かいの建物で商売ををしていて、三線のおじさんが出ると聞いて移ってきたんです。このお店は50年になります。懐かしい写真ですね。
通りはとっても変わりました。人も通らなくなってしまった。スーパーがない頃は、ここはとても賑やかだったんです。お正月やお盆、そして清明祭のときは人をかき分けるぐらい人がいました。
ここも他の通りのように上にアーケードをする話はあったんですが、車が入れないからと反対意見が多くてできませんでした。サンライズ通りまで車で通り抜けできていたら、今より発展していたかもしれませんね。
近くでお店をやっていた人はもうみんな辞めてしまっています。私も通ってくれる常連さんも随分年をとりました。でも、辞めないでって言われているのでまだまだお店は続けますよ。
お話を伺ったのは写真よりもう少しやちむん通り寄りにある高嶺商店の玉子さん。ちょうど平和通りのアーケードが切れてすぐあたりにお店があります。終戦直後から建つ赤瓦の建物で、通りの酸いも甘いも見てきた玉子さんは懐かしそうにでも少し寂しそうに昔のことを教えてくれました。
ひやみかちマチグヮー館で今昔写真展やっています
来年2/29まで牧志公設市場衣料部2Fにある「ひやみかちマチグヮー館」で、DEEokinawaが撮影/取材で協力した公設市場周辺の通りの今昔写真展が開催されています。今回紹介した通りも含めて6つの通りの今昔写真とインタビューを入れ替わりで展示していますよ。
ひやみかちマチグヮー館では平日のひやみかちゼミ、週末の民謡ライブや沖縄芝居など沖縄の文化に触れられるイベントをたくさんやっています。ぜひ近くに行った際は訪れてみてくださいませ!
ひやみかちマチグヮー館