キジムナーを商品化すると自由度がすごい

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沖縄の妖怪キジムナー。商品化されるとなんだかものすごいフリーダムなのだ。

沖縄の妖怪「キジムナー」

さて、本日はキジムナーのお話です。

キジムナーとは沖縄の妖怪で「沖縄大百科事典」によれば

沖縄諸島に伝承される想像上の生きもの、または妖怪。本島北部ではセーマ(今帰仁)、ブナガヤ(大宜味)などの異名がある。奄美大島のケンムンと似ている。各地に断片的に伝わる今日のキジムナー伝説を拾い集めると、次のような像を結ぶ。姿は赤面(アカジラー)、赤頭髪(アカガンター)、小童(グマワラビ)で古い大樹の穴に住む

「沖縄大百科事典 上巻」 1983年 沖縄タイムス社

と、まとめられています。他にも魚の目玉が好きだったり、相撲が好きだったりと色々付随する特性があるんですが、ここではとりあえずその姿に注目したいので割愛したいと思います。

最もなじみが深いのは上の写真のような姿なんじゃないかと思います。もう少し県内各地にいるキジムナーの姿を見てみましょう。

上の写真は沖縄で一番古いコンクリート建造物を見学してきたで出てきたブナガヤ像。大宜味村役場の敷地内にあります。割とリアルな像なのですが実際会ったらこんな感じなのかもしれません。怖い。

続いて海洋博記念公園の中に居るキジムナー。割とかわいく仕上がっています。

首里城公園内のお土産物屋にいたキジムナー。ドレッドヘアー。

こちらは与勝半島を見守る交通安全!?像を追え!~リベンジ~で出てきたキジムナーをモチーフにして作られたきじモン。キジムナーの基本を押さえつつ、顔から手足が生えてます。

さて、ここまでで県外の方でキジムナー(あるいはブナガヤ)がどんなものなのか分からないという方も大体キジムナーがどういったものなのかつかめてきたのではないかと思います。

それを踏まえまして、本題なのですがこのキジムナー、お土産物などで商品化されたりしているのですが、商品化されるとなんだかコレジャナイ感がすごいというか、割とフリーダムな姿に変化しているのです。

 

商品化されたキジムナーたち

一体どういうことなのか。早速見ていきましょう。

まずは軽いジャブから。キジムナー人形です。これは割と基本に忠実な気もするのですが、ちょっと見方を変えるとアウターゾーンに出てくる呪いの人形みたいに見えてきます。

基本、赤髪なキジムナーの髪の色がカラフルなので黄色髪の人形とかを持っていてもキジムナーだと分かる人は少ないのではないでしょうか。

続いて塩入りキジムナーという商品。名護市で見つけました。

キジ…ムナー……?ちょっとキジムナーが分からなくなってきました。

極めつけは上の写真です。もう何が何だか分かりません。

これ海外で生産されたよくわからないおもちゃにキジムナーって付けただけなんじゃ…。

 

キジムナー、奥が深い


結構きっちりしたやつもあります。

というわけで本日はキジムナーは商品化されるとコレジャナイ感がすごいという話をしたのですが、キジムナーの目撃譚って色々なバリエーションがあるのでひょっとしたら私達が普段思い描いているキジムナーは間違った姿で、キジムナーヨーヨーみたいな姿をしている可能性もなくはありません。

DEEokinawaではキジムナーを見たことがある!という読者の方の情報、お待ちしています。

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