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実録!沖縄のお墓ができるまで(その3)
沖縄のお墓ができるまでのレポート、第3回をお届けします。はてさて工事の進捗やいかに。
今回初めて見るという方は、その1、その2の記事からご覧くださいね。
巨大なクレーン発見!
前回、土台となるコンクリート部分が姿を現してから数日後、今回はあまり間をあけずに新たな動きがありました。
お墓のそばでは巨大なクレーンが作業をしています。手間にはユンボや軽トラックの姿も。
なにやら大掛かりな工程にとりかかっている様子。
これは近づくのは危険そうです。
ちょうどお昼になり作業がストップした様子だったのでお墓まで近づいてみました。
坂のふもとにまとめてあった資材の梱包が解かれ広げられています。
見たところお墓の外壁のようですね。材質は大理石でしょうか。
休憩していた工事の方に少し話を伺ってみました。
ーすみません、これお墓を作っているんですよね?
そうですよ。
ーしばらく工事がとまっていたみたいですけど、日取りとかが関係してたんですか?
いやー、そういうわけでもないですよ。日取りは気にする人は気にするみたいですけどね。
最近はそうでもないところが多いですよ。
ーちなみにこのお墓の形ってなんという形なんですか?
ハーフーといったかなあ。最近はこの形が多いですね。
あまり休憩を邪魔してはいけないので簡単に聞いただけですが、ハーフーと言っていたのはおそらく破風墓(はふうばか)のこと。沖縄特有の墓の形式の一種で、三角状の屋根をもつものを破風型と呼ぶのだそうです。
そして屋根部分が立ち上がった
クレーン工事から数日後、ついにお墓の全貌が姿を表していました。
ピッカピカの立派な破風墓が!
おそらくクレーン車が入っていたその日のうちに、大きなパーツについては組み上がっていたようです。
とても人の力では持ち上げられませんよね。
まだフタがされていなかったのでちょっと失礼して中をのぞかせてもらったところ、階段状の祭壇(?)が見えました。骨壷を置く場所なのでしょう。
残すは細かい仕上げ作業のみといったかんじです。
仏様、無事入居されました
また数日後に確認しに行くと、新しい花が飾られ、すでに仏様が入られていたのでレポートはここまでといたします。
地鎮祭から仏様が入居されるまで、約2ヶ月。
これが一般的なのかどうかは分かりませんが、けっこう時間がかかったなあというのが私の印象です。
また今回のお墓は破風墓でしたが、現代では亀甲墓の新設というのはもうなかなか無いことなのでしょうか。
チャンスがあれば亀甲墓のできるまでも見てみたいものです。
昨今のお墓事情に詳しい方の情報、お待ちしております!