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冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014 -12月-
冬までもつから「冬瓜」は本当か
夏野菜なのに「冬瓜」。その名前は「冬までもつから」ということなのですが、本当に冬までもつのかをテーマに本記事では4月10日「冬瓜の日」に冬瓜を購入。2014年12月22日の冬至まで1.屋内、2.冷蔵庫、3.屋外の3つの場所で冬瓜を保管してどのように冬瓜が変化していくのかを追っていきました。
屋内保管・冬瓜太郎
冷蔵庫保管・冬瓜次郎
屋外保管・冬瓜三郎
年末の記事が立て込んでいたので2015年公開になってしまいましたが、いよいよその結果を発表する時がやってきました。
冬瓜は冬までもつのか。いよいよ結果を見ていきたいのですがこれまでの回想も入れるとめちゃ長くなりそうなので本日最終的な計測を、明日の特集にて実際に中身を見ていくという二本立てで行きたいと思います。
まずはこれまでの変遷を
4月から始まった今回の検証。これまでの歩みは
・冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014
・冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014 - 5月
・冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014 - 6月
・冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014 - 7月
・冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014 - 8月
・冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014 - 9月
・冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014 - 10月
・冬瓜(とうがん)は本当に冬まで持つのか2014 - 11月
をご覧下さいませ。
室内保管の冬瓜太郎、冷蔵庫にて保管の冬瓜次郎、屋外に保管の冬瓜三郎ですが、それぞれ写真でも振り返ってみます。
6月の冬瓜の様子
7月の冬瓜の様子
8月の冬瓜の様子
9月の冬瓜の様子
10月の冬瓜の様子
11月の冬瓜の様子
冷蔵庫で保管されていた冬瓜次郎は6月くらいから怪しい状態になり、8月くらいではかなり小さくなってしまいました。10-11月くらいでは完全に干からびてしまっています。そして屋外で保管された冬瓜三郎は段々色あせてしまっています。
これが11月までの重さの推移です。屋内に保管されていた冬瓜太郎、屋外の冬瓜三郎は毎月大体100gずつ重さが減ってはいますが、11月の時点では冬瓜太郎が3.1kg(-600g)、冬瓜三郎が2.9kg(-800g)とまだまだ重さ的には大丈夫な気がします。対して、冷蔵庫の冬瓜次郎は82g(-3618g)。ほとんど皮だけになっている気がします。
では最後の計測に入ります。
冬瓜たちの最後の計量
それでは2014年冬至(12月22日)。
見た目は11月からほぼ変化なし。
冬瓜たちの最終的な重さを測量していきましょう。
冬瓜太郎
まずは屋内で保管されていた冬瓜太郎。4月からずっと見た目はほとんど変化がなく、若干表面が粉をふいている程度です。
冬瓜太郎の重さは3.0kg。11月から-100g、4月の実験開始から-700gの重量減です。4月10日から12月22日の256日間で約2割くらい重さが減ったことになりますが、中身はどうなっているのか気になる所です。
冬瓜次郎
続いて「冬瓜は冷蔵庫で保存できない」という教訓を実験途中で身を挺して教えてくれた冬瓜次郎。
最終的な重さは83g。…なぜだか知りませんが前回よりも10g重くなってます。冷蔵庫の何かしらの水分を吸い込んだのかもしれませんが、このあたりが冬瓜が最終的に行き着く重さなのかもしれません。
冬瓜次郎は最終的に3617gの重量減。約98%の重さ減です。これはもう冬瓜といって良いのかも分かりませんね…。
冬瓜三郎
最後は屋外にて保管されていた冬瓜三郎。右上に白いかさぶたみたいなものができはじめていて11月よりも広がっています。このあたりから皮がダメになっていくのかもしれませんが、まだまだ時間がかかりそうです。
冬瓜三郎の最終的な重さは2.8kg。実験開始からは900gの重さ減です。当初の3.7kgから76%くらいになりましたが、このあたりのラインでどこまで中身に変化があるのか興味深いですね。
最終的な冬瓜の重さの変遷はこうなった
では最終的な冬瓜の重さの変遷についてまとめて見てみましょう。
9ヶ月の重さの遷移
上記が冬瓜の重さを各月ごとにまとめた表になります。実験開始から2ヶ月の間はそれぞれの冬瓜の重さの減り方は同じ。しかし、6月あたりから冬瓜次郎の皮が黒くなっていきそこから一気に重さが減っていきます。
エクセルで作ったグラフ
冬瓜次郎の重さは9月くらいでほぼ頭打ちに。冬瓜太郎と冬瓜三郎は毎月大体100gのペースで重さが減っていっています。
ここから分かることは「冬瓜は冷蔵庫では長期保存ができない」ということと、「冬瓜は皮に穴が空いてしまうと一気に重さが減ってしまう」ということでしょうか。
まぁ冬瓜次郎は冬までもっていないのはビジュアルからも分かる所ですが、では冬瓜太郎、冬瓜三郎は果たして「冬までもっている」と言える状況なのでしょうか?
明日の特集ではついに冬瓜を切って中身を見てみます。ご期待下さい!