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くんじゃん徒歩ナビのローカル感がすごい
沖縄県本島の最北端位置する国頭村。我々DEEokinawaでもヤンバルクイナに会いに行ったり、伝統行事「ビーンクイクイ」を見に行ったりしていますが、本日は国頭村の徒歩ガイドマップである「くんじゃん徒歩ナビ」をご紹介したいと思います。
こちらは平成19年に発行されていて、国頭村浜区、奥間区、比地区、鏡地区、与那区、桃原区の6冊があります。1冊200円で6冊セットが1,000円。国頭村の道の駅「ゆいゆい国頭」で販売されています。
さて、このくんじゃん徒歩ナビですが内容がものすごくローカルで濃ゆいのです。まさに観光マップに載らないその内容を少しご紹介していきましょう。
観光マップに載らない国頭村、その内容とは
ビジュル石(国頭村浜区)
カミンチュが石を持って重く感じたら凶作、軽く感じたら豊作という風に作物の収穫を占うための石だそうです。
美人の産地(国頭村浜区)
国頭村浜区では美人にまつわる悲劇から美人が少なくなった、という言い伝え。「本当なのかなぁ!?」という文末になんか悲哀が漂います。
カンジェクガー(国頭村鏡地区)
鏡地区にある井戸。作られた由来は集会で出すお茶の水が無いために掘られたのだそう。
沖縄一大きなマンゴーの木(国頭村桃原区)
国頭村桃原には樹齢約90年、高さ約12メートルの沖縄一大きなマンゴーの木があるそうです。
自然を活かした海人料理(国頭村鏡地区)
鏡地地区では太陽光で熱した石を魚の入った海水に入れて調理する「マーシャ」という料理があったそうです。
…などなど。恐らくその土地の人しか知らないであろう場所やエピソードが各集落17個くらい収められています。他にも集落にしかないハブよけのまじないだったり、空からふってきたというフシイシと呼ばれる石だったり、神様が通る「神道」だったりとなんだか気になる内容が盛りだくさんです。まさに観光マップには載らない、その集落集落の見所が満載となっています。
始めのページには地図に場所もプロットされているので、歩いて集落を回るにはもってこいの作りになっています。気になった方は是非とも国頭村の道の駅で現物を手に取ってみて下さい。これ一冊でもブラブラ歩いて回ったら半日くらいは楽しめそうですよ。
村歩きに必携の一冊
というわけで本日は妙にローカルで濃ゆい内容の「くんじゃん徒歩ナビ」をご紹介しました。
ちなみに各ページ白黒なのは塗り絵らしい
国頭村に行ってもなかなか集落の中まで足を運ぶ機会ってそうそうないと思うんです。夏休みの子どもの自由研究に、健康増進に徒歩ナビを片手に国頭村に繰り出してみては如何でしょうか?
…余談ですが、上にある「沖縄一大きいマンゴーの木」を探しにこの前国頭村鏡地区に足を運んできたんですが道に迷ってひたすら集落をグルグルまわっておりました(方向音痴)。実際に足を運ぶときは地元の方か地図が読める方と行くのがよいかと思います。