- DEEokinawaトップ
- コネタ
- 沖縄の農産物ハンドブックを君は知っているか
沖縄の農産物ハンドブックを君は知っているか
沖縄ではマンゴーやパインアップル、ドラゴンフルーツなどの果物やゴーヤー、島らっきょう、野菜パパイヤ、冬瓜やナーベラーなどの島野菜など内地では見られないようなものから一般的に市民権を得たものまで多種多様の農産物が存在します。
そんな沖縄の農産物たちを紹介するハンドブックが存在するのを皆様はご存じでしょうか。このハンドブック、ちょっと間違えたらフリーペーパーのようにも見えますが80円〜100円くらいで道の駅などで販売されているものです。
今回はこのハンドブックが割と深いので皆様にご紹介したいと思います。
このハンドブック、各ハンドブックにそれぞれメインのゆるキャラが設定されていてそのキャラクターがそれぞれの農産物を紹介していくという態をとっています。
…といっても分かりにくいと思いますのでちょっと具体的に見てみましょう。
こちらはドラゴンフルーツを解説した「ドラゴンフルーツハンドブック」。
- 主人公の竜之介
- 富士山の火口に住むドラゴンの子ども。辰年生まれ。
このハンドブックではドラゴンの子ども竜之介が、自分にそっくりな果物を探しに行くというストーリーです。
- 飛んで沖縄に来たのに
- 万座毛には泳いでいく不思議
道中出会う人々がドラゴンフルーツの特長や経歴だったり効用みたいなものを紹介してくれます。
ドラゴンフルーツの種類についての解説だったり、生産農家さんへのインタビューだったり、レシピの例だったりと結構盛りだくさんの内容が展開されて、大人だけでなく、子どもにもわかりやすい内容となっているのです。
さて、このハンドブックは大体全部上のような内容なのですが、このハンドブックが「深い」のはそこじゃないんです。続いて他のハンドブックのキャラクターに注目してみましょう。
キャラクター名が深い
ぱいんハンドブック
こちらは「ぱいんハンドブック シリーズ2」です。まぁシリーズ2となってますが、僕はシリーズ1を見つけたことがありません。どうなってるんでしょうか?どこかで見つけたという人がいらっしゃたら是非教えてくださいませ。
このハンドブックのキャラクターは「那須アナ」。テレビ局のアナウンサーという設定のようです。で、ドラゴンフルーツハンドブックのような展開がなされるんですが、
途中に出てくるパインの学名が「アナナス」というところで、那須アナ→アナナスの並び替えだということに勘のよい方は気づくんじゃ無いかと思います。ハンドブックではそんなことには一言も触れられていないのですが。
シークヮーサーハンドブック
続いては「シークヮーサーハンドブック」。
紹介するのはバンドでメジャーデビューを目指して上京中の「大宜味げんき」こと「チビレノン」。なぜシークヮーサーを紹介するのにミュージシャンなのかよく分からないのですが、この名前と設定にも深い理由があるのです。
シークヮーサーに多く含まれている成分が「ノビレチン」。…そう。多分「ノビレチン」→「チビレノン」→「ジョン・レノン」→ミュージシャンという流れなのです。
ミュージシャンなのでシークヮーサーの仲間を紹介するページで他の柑橘類の仲間達としてゆずが紹介されてるんですが、さらっと「ゆずくらいヒットしたら良いな〜」とか言っちゃってます(多分ミュージシャン的な意味で)。
島らっきょうハンドブック
最後は「島らっきょうハンドブック」です。
キャラクターは島らっきょう大使「松浦きよし」。「島らっきょう大使」って一体何なんだよ、というツッコミは置いておいて、このキャラクターどこがどう掛かっているか皆さん分かりましたでしょうか?
しまらっきょう
しまらっきょう → まつうらきよし
…!
そう。「松浦きよし」という名前が「しまらっきょう」のアナグラム(文字の並べ替え)なのです。もう、これ分かったときは全身が震えましたが、よく考えたら力を入れる場所を間違っている気がしてなりません。
というわけでゆるい外見とは反して割と深い農産物のハンドブックについてご紹介しましたが如何だったでしょうか。内容は色々ツッコミどころも多いんですが、その農産物に特化している内容だけあって色々勉強になる事もありました。興味のある方は道の駅などで是非ともお買い求め下さい。
- ポポちゃん
- 漆原夏美
ちなみに「マンゴーハンドブック」のキャラクターは「漆原夏美」、「パパイヤハンドブック」のキャラクターはパパイヤの妖精「ポポちゃん」という大して捻りの無いキャラクターであることも付け加えておきます。