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これが孤島の全貌だっ。南大東島第二弾。観光地巡り編
南大東島の代表的観光名所「星野洞」へ
まず南大東島の代表的観光名所「星野洞」へ。
しかし、いざ入るぞーと思ったら、通常時は鍵が閉まっているようです。
鍾乳洞の中を観光したい方は、観光案内所の窓口へ出向き、こう言いましょう。
「すいませーーーん」
観光名所に行くのに、まさかこのコールをしないと入れないなんて・・・
すると奥から子供とともにお姉さんが出てきました。
なんとアットホーム!
「星野洞へ行きたのですが・・」
というと、チケットを売ってくれます。
そして
「iPad必要ですか?」と聞かれます。
「はてな?」
な顔をした私に・・
「あ、iPadが鍾乳洞内部の案内してくれます。道順に番号があるので数字を合わせて番号を押すと、そこから見えている鍾乳石のガイダンスが流れますのでご活用ください」
と首からかけるタイプのiPadを渡されます。
なるほど・・・ガイドは電子化されているのですね。。
そしてなぜか別で大きめのスピーカーを持たされました。
iPad自体からは音が出ない仕組みらしい。
ハイテクとアナログの融合です。
しかもそのスピーカーが地味に重い・・。
iPadを持ちながらスピーカーを持つので、おのずと両手が奪われるので写真を撮るのに不自由するので要注意です。
鍾乳洞入り口の鍵をお姉さんが開けてくれます。そう、南大東島の鍾乳洞は手動で入るのです。
中に入ると。
「あつい・・・・」
あれ?鍾乳洞ってちょっとヒンヤリするもんだと勝手に思っていたがどうやら見当違い。
蒸し暑さであらゆる電子機器が曇ります。
ながーい階段をくだります。
エスカレーターがあると思いきや、こちらは上り専用。なので降りる時は徒歩で滑らないように注意して降ります。
今日は島民でもある私の叔父さんも一緒に同行してくれたのですが
「大東にはあまり階段がないので苦手。降りるのがこわいなー」
と言いながら、手すりをしっかり掴んで降りていました。
確かに、大東島には階段のある建物はないので妙に納得です。
無事、下まで到着。そしてドアを明けた瞬間!!!
なんてこったーーー。なんじゃこりゃーーー
想像以上の光景が広がっていました。
絶景というか神秘的というか、ちょっと恐怖すら感じる!とにかく驚く光景が現れます。
とにかく圧巻です。
さあ御覧ください。
いかがでしたでしょうか??
期待以上の神秘的な場所でした。
帰りは、上りエスカレーターに乗れます!
何年もかけてできたこの光景は凄い迫力としか言えません。
ここは絶対に外せない南大東島の観光名所と言えるでしょう。
南大東島は八丈島の文化も残っている
南大東島はもともとは無人島。
1900年に東京都伊豆諸島のひとつ八丈島からの開拓団により、大東諸島の開拓が開始されました。
そのため、現在でも南大東島は八丈島の文化が残っており、沖縄本島にはない風習があり独特な文化を形成しています。
年に一度の祭り「大東祭り」では、村人たちが集まり、神社でお神輿を担ぐという風習があるらしいですし、お地蔵さんがあるのもまたこの島独特な感じです。
まつり会場にもなる大東神社は、入り口の道がまず神秘的な雰囲気。
なんだか、宮崎駿映画に出そうな自然と神との融合のような感じ!
木々に覆われた自然のアーチをくぐると、少し広場的な場所へたどり着きました。
どうやら、大東祭りのときはこのスペースは人でいっぱいになるとか。
あきらかに樹齢いっちゃってる樹木がどどーんとそびえ立ち、 「アイ・アム、パワースポット」
と、今にも喋りそうな感じ。(ジュモクさん的な)
鳥居の貫禄が、雰囲気をますます色付けしてくれて、見たことのない子供の妖精的なのが出てきそう。
(でもキジムナーという雰囲気ではない)
境内へ続く階段を登ります。
一緒に同行してくれた叔父さんいわく
「祭りの時しか来ないからなー。いつもはこんなに散らかってるのか」とパワースポットに対し急に島民からのクレームw
やめてくれ、神様が聞いてたらどうするんだ!と微妙に焦ります。
階段を登りきると祀られた何かが。
大きな鐘を揺らしお祈りをすることに。
これまた一緒にいた叔父さんに
「ほれ、nacky。お賽銭投げて」
と小銭を渡されました・・・笑
「お願い事をおごってもらうわけにはいかないので、自分で出すよ!」
とは言ったものの、小銭が全然なく、先程叔父さんが渡した100円よりはるかに安い15円を入れる。
おごってもらった100円と、自腹の15円。
神様はどっちの方が、私の願いを叶えてくれるのだろうか・・・
バリバリ岩に行ってみた
大東神社を後にして、続いてネーミングが独特な「バリバリ岩」という場所に行ってみました。
南大東島は、もともとは南のニューギニア沖で生まれた島と言われており、そこからフィリピン海プレートに乗り、なんと4,800万年もかけて3,000km以上も移動してきたらしいです。
そして、現在の沖縄県近海までやってきたのです。
今でも、1年に7センチづつ北西へと動いているそうです。
フィリピン海プレートに乗り今も移動しておりそのエネルギーが裂け目として表れているのが、「バリバリ岩」なのです。 地殻変動の力ってすごいですね。
さっそく中に入っていきます。
先程まで同行していた叔父さんを家に送ったので私一人で入ります。
うわー。こわいなー。
ヤモリとか出るし、ちょっと暗いし・・・。
ここで何かあったら発見されるのいつだろう・・・と不安と戦いながら奥へ進みます。
なんとも神秘的です。
凄い感覚に襲われます。なんだこのパワーは・・、といった感じ。
言葉で表わせられないのは多分ひとりだから「こわい」の感情が優勢だから。
バリバリ岩の岩間の下からは南大東村の木・ダイトウビロウが中央にそびえ立ちます。実に不思議な光景です。
地球のエネルギーを物理的に感じ取れる場所でした。
南大東島に人が住み始めて約100年。最近発見されて新しい観光財源として注目を浴びています。 こちらもぜひ行っておきたい観光名所です。
秋葉神社は「氣」が感じ取れる
次に私が向かったのは「秋葉神社」
当初、行く予定はなかったのですが、偶然道を走っていると忽然と現れた並木通りに目を奪われました。
何があるんだろう??と慌ててUターンをして興味津々で進んでみることに。
すると、若い外国人?の若い男性がひとり座っているのです。
「え?」こんなところに??
と思いましたが、「第一村人発見!」といった感じで話しかけてみました。
「すみませーーん。この先には何があるんですかぁー?」
すると
「Ginger(ジンジャー)」 との答え。
「オーケイ」と答えてはみたものの、正直何と言ったか分かりませんでした。
- ちょっと怖めの階段を登ると
- 鳥居が見えてきた
なるほど。Ginger(ジンジャー)は神社か!
写真で伝わるかはわかりませんが、すごいパワーを感じます。とてつもなパワーです。
多分、今回の私のルーツを辿る旅の意味はココにあったのか!!と思うぐらい懐かしい気持ちというか落ち着く気持ちというか。
おそらく私を守ってくれている神はここにいるのかっ!と思うほどの感覚です。
鳥肌が止まりません。なんだここは。。。
お賽銭をしよう。
「あ・・・。さっき小銭全部、大東神社に投げたんだった。」
しかも千円札もなく持っているお札は1万円札。
これは勇気いるわ。いやいや、感動はありますが、今日が初対面の神様にそこまでの信仰心はまだない。
持っていたバッグの中に、こぼれた小銭がないか必死で探します。
あった!
101円あった!
縁起がいいかは分からないがとりあえず良かった。
101円のお賽銭を入れて手を合わせました。
境内の中央に立ってみる。
不思議ですが、すごい耳鳴りがしました。聞いたことのない音がなり、鳥肌と共に、何かが浄化される気持ちになりました。
こんな経験は生まれて初めてだった。うん。きっといい場所に来たな私。
余韻に浸りながら先程の階段を降りると、さっきまでいた外国人の男性はもういません。
一面サトウキビ畑しかないのに、どこにも姿が見つかりません。
私、誰と喋ったんだろう・・・?
ちょっとばかり不思議な体験をしたな。
余韻に浸りながらの帰り道
昨日の大雨で道が水たまりになっています。
まー大丈夫だろうと車を進めると・・・
想像以上に深い泥溜まりだった!!
結果・・・
サバイバルをしてきたジムニー並に泥を被ったのでした。
なんといういうオチ。
シュガートレイン跡地に行ってみた
キッタナイ車に乗ったまんま、グーグル・マップが指す観光地「シュガートレイン跡地」へ。
なんだかネーミングがかわいいなと。
実は、沖縄県で初めて鉄道が通ったのがこの南大東島なんです。
「シュガートレイン」と呼ばれるこの鉄道は、主にさとうきびの運搬を担っていたナローゲージの鉄道です。
全長29km、島を一周する環状線と、6つの支線があったと言われています。
線路の跡地。
身近に走っていた形跡がありますね。でも、現在はほんの一部しか残っていません。
そして、当時走っていた電車の資料などはふるさと文化センターに残っています。
2号蒸気機関車と8号ディーゼル機関車が屋外に展示されていました。
これは、リアルきかんしゃトーマスの仲間たちですよね!!!
かなりテンションが上がります!!
南大東島はパワースポット巡りの旅にもぴったり?
いかがでしたか。
今回は島の内部に入って案内いたしました。
記事を見ていただいたらわかるように、南大東島はパワースポットが豊富な島!
人間が手を加えてない自然の力が目に見えて分かるというスポットが多く存在します。
パワースポット巡りの旅にもぴったりだと思います。
興味のある方はぜひ、行ってみる価値ありの秘境の島です!!
今日の南大東島はここまで。
次回の第三段は、いよいよ島の繁華街。グルメや夜の南大東島をレポートいたします!
乞うご期待!