潜入!DMMかりゆし水族館

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2020年5月25日、豊見城市にDMMかりゆし水族館がオープンした。いったいどんな感じなんだろうか。行ってみた。

沖縄で水族館といえば本部町にある「美ら海水族館」。沖縄観光の鉄板スポットでもあり、県民も足繁く通う超人気スポットです。

唯一ネックな点があるとしたら、割と遠いことでしょう。イマイチ距離感がつかめていない観光客が「初日は美ら海水族館と首里城だ!」みたいなプランを立ててしまって、飛んでもない強行軍を強いられる悲劇は今でもたまに聞きます。

そんな中、2020年5月25日に空港からほど近い、豊見城に「DMMかりゆし水族館」がオープンしました。何年か前に「DMMが沖縄に水族館をつくる!」という話は発表されていたのですが、まさか本当に水族館ができるとは…!コンセプトは「最新の映像表現と空間演出を駆使した新しいカタチのエンタテインメント水族館」だそうでなんだかすごそうです。

いったいどんな水族館になっているのでしょうか。足を運んで見ました。

割と強気の価格設定

さて、まずは発券機にて入場チケットを買うわけですが、

大人ひとり2,400円…!

なかなか強気の価格設定です。美ら海水族館が大人ひとり1,880円の入場料なのに比べても高い…!まぁ本部町に移動する交通費を考えたらトントンくらいなのかもしれませんが。

ちなみに新型コロナウィルス対策で、館内はマスクの着用が必須。マスクはチケットと同時に購入も可能です。

 

水族館というよりアミューズメントパーク

館内に入ると(2階から入ります)、まずはオープニングムービーが流れる部屋に案内されます。撮影禁止だったので写真はありませんが、部屋の三面をスクリーンとして使った迫力のある映像で、このあたりは力の入り具合を感じます。首里城なんかも出てくるので、ぐっときました。

オープニングムービーが終わると、いよいよ水槽エリアです。2Fは「亜熱帯気候が織りなす常緑の森」だそうで、亜熱帯の森をイメージした感じになっています。

すごいのは水槽に何の表示もないこと。

公式アプリ
タッチエリア

代わりに各所には案内板があって、専用アプリをインストールしたスマホでタッチすると魚の名前をみることができます。アプリ内では結構きちんと魚の解説が読めます。

霧(というか煙)が立ちこめるギミックがあったり

ガジュマルのうろがスクリーンになっていて、フクロウが居たりと水族館というかアミューズメントパークみたいな演出も結構あります。

こちらは薄暗い水槽に見えますが、

奥のスクリーンの天気が変わると共に、水槽が明るくなる仕組み。デジタル映像と水槽をうまく組み合わせています。

そして特筆すべき点ですが、DMMかりゆし水族館にはペンギンがいます。これまで沖縄でペンギンをみるためには松山のペンギンバーに足を運ぶしか選択肢がありませんでしたが、さすがに子供を連れて行けないのでここが沖縄で唯一親子で楽しめるペンギンスポットであると言えるでしょう。

カワウソもいます。めっちゃ可愛い…!

先の公式アプリではアプリ内で動物をゲットする機能というものがあり、動物を集めるとアプリ内の画面にその動物があらわれます。ちょっとしたスタンプラリーみたいになっていて、子供が喜びそうな感じです。

 

1階は割と水族館

続いて1階へ。

1階は「多彩な生物が息づく澄み切った海」。こちらは魚がメインで、ちょっと大きめの水槽もあります。

なんとあのリュウグウノツカイが…!と思ったけどこれはデジタル映像。

圧巻だったのはクラゲのエリア。部屋が鏡張りでどこまでも続く、幻想的な空間を演出しています。オシャンティー…!

1階にはカフェスペースもありました。ポーク玉子おにぎりだったり、島野菜カレーなんかが食べられるみたいです。

出口からでると売店エリア。

すごくシュールなパッケージの飴が販売されていました。

 

DMMかりゆし水族館はどうなのか

というわけで、DMMかりゆし水族館からお送り致しました。

個人的な感想ですが、敷地面積が限られた中で色々な工夫がされており、確かに空間演出はすごいなぁと思います。しかしやっぱり美ら海水族館と比べてしまうわけで、こじんまりした感じはしました。ただ、現在は新型コロナウィルスの影響で公開されてない場所もあるようで(ナマケモノとかコアリクイとかが居るらしい)そのあたりが公開されるとまた違ってくるのかもしれません。あと後で気づいたのですが床下が水槽になってるスポットがあったらしいのですが、思いっきりスルーしていました…。

ただ、入場料が高いという点は恐らく100万回くらいは言われそうな気がします。年間パスなんかがあるとまた変わってくるかもしれません。

展示自体は最高にオシャンティーで、デートスポットに持ってこいな感じはしますが、水槽の説明書きが無かったり(アプリでみられるけど)、案内表示がオシャレすぎて経路が分かりにくかったりするのでそのあたりは好みが分かれそうです。

沖縄の魚を集めた、という感じではなく、SNSウケしそうな人気のメンバーを集めたぜ!みたいな感じもちょっと気になりました。

と、若干辛口にはなってしまいましたが、まだオープンしたての水族館。これからどんどん改善されていくのではないでしょうか。気になった方は是非足を運んでみてください。

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