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沖縄ぜんざいコレクション vol.2
沖縄にぜんざいの季節がやってきた
梅雨も明けていよいよ沖縄に夏がやってきました。沖縄で夏と言えば「ぜんざい」ですよね。
「ぜんざい」と言えば一般的に主に小豆を砂糖で甘く煮て、中に餅や白玉団子などを入れた食べ物を指しますが、沖縄では金時豆を黒糖などで甘く煮たものにかき氷を乗せたものを指します。内地のぜんざいと区別するために「沖縄風ぜんざい」などと呼ばれることもあるようですね。
そんなぜんざい。沖縄では食堂やパーラーなどで食べられますが各々の店で個性がありもします。というわけで「沖縄ぜんざいコレクション」を5年ぶりに開催したいと思います。
2013年にお届けした第1弾はこちら。
・沖縄ぜんざいコレクション vol.1
それではぜんざいの数々、ご堪能ください。
いいやんべぇ(南城市)
まずは南城市佐敷、手登根バス停の目の前にある『いいやんべぇ』。
いいやんべぇ(いいあんべぇ)とは、良い塩梅、つまり心地良いというような意味あいで使われます。
店舗左側、駐車場になっている部分の壁に注目。
「オラのぜんざい、受けてみろ!」
那覇方面から向かうと県道沿いにどーんと見えてくる某人気キャラクターが目印です。
ぜんざい専門店とあってメニューはぜんざいのみ。しかしいろいろなバリエーションが用意されていて迷います。最近は豪華なかき氷が800円とかする中、ぜんざいはどこでも300円〜400円前後で食べられます。
自宅の一画を改装して店舗にしている感じで、半屋外のスペースもありました。テーブルの上に出しっぱなしになっている謎の鍋が生活感あって良いですね。
ミルクぜんざい350円。金時豆が氷の下ではなく上からかけられているかき氷タイプのぜんざいです。写真ではちょっと分かりづらいですが、山盛りサイズでなかなかのボリューム。上からとろりとかけられたミルク(練乳)がたまりません。
氷の食感が綿雲のようにふわっっっふわ。そして金時豆の煮え加減が、柔らかすぎず固すぎず絶妙なのです。個人的には今まで食べたなかでかなり上位に食い込む美味しさです。
白玉は底の方に三個でした。最後に白玉が出てくるとなんか嬉しいですよね。
食べている間に持ち帰りの女性客が数組訪れており、地元の方からの人気ぶりが伺えます。
いいやんべぇ〜
沖縄県南城市佐敷字手登根378
090-1943-7248
11:00〜17:30
不定休
あじまー(宜野座村)
お次は先日の小ネタ記事『宜野座『あじまー』の天ぷらがとにかくデカすぎる』で登場した『そば屋 あじまー』。
ここにもぜんざいがありました。
店名のとおり、あじまー(交差点)に位置するバラック風の建物と、カラフルなのぼりが目印です。
店内はというと外観からしてラフな雰囲気。
地元客や近くの工事現場で働いているらしき男性たちがたくさん訪れていました。
ぜんざい 250円。かなり良心的な値段のわりにそこそこ大きさがあり、巨大なかきあげ天ぷらがのったそばを食べたあとだとちょっとキツイかもしれません。魔法の呪文、ベツバラベツバラ...と唱えておきましょう。
まるで目のようにちょんちょんと二粒飾られた金時豆がなんだかかわいい。見つめられている感!
氷の下に金時豆が入っているスタンダードタイプでした。氷はザクザクとした粗めの食感で、金時豆は甘さ控えめで全体的にあっさりとした味わい。汗をかくお仕事の方なんかには、このぐらいがちょうどよいのかもしれませんね。ちゃんと白玉も三個入っていましたよ。
そば屋 あじまー
沖縄県国頭郡 宜野座村字松田1048-2
080-1761-4987
11:00~17:00 火曜定休
御食事の店 純(那覇市)
こちらは那覇市の首里城近くにある大衆食堂「純」。駐車スペースもそんなにない地区なのですが、昼にはものすごい人で賑わっています。
お店は「セルフサービス」。カウンターでまず料理を注文、できた食事をカウンターで受け取り、食べ終わったら空の食器を料金と一緒に渡すという感じです。
ぜんざいは250円とかなり安い。みぞれも気になります。
こちらがぜんざい250円。入っているのは汁物のお椀。これぞぜんざいという佇まいです。
氷はふわふわで、中は金時豆と白玉団子が3個。味は甘すぎず、お椀サイズなので量もちょうどいいくらいです。これぞぜんざい、これがぜんざいというものすごくオーソドックスな一品です。
御食事の店 純
沖縄県那覇市首里山川町1-48
098-886-6060
11:00~19:00 不定休
ひがし食堂Jr.(那覇市)
続いては名護市大東にある老舗の人気食堂である『ひがし食堂』の那覇支店『ひがし食堂Jr.』。新都心公園内にあります。
ひがし食堂といえば、数年前から沖縄明治乳業とコラボで「名護ひがし食堂ぜんざいバー」も出していますね。
豊富な氷ものメニュー
テイクアウトもOKだそうです。
こちらがミルクぜんざい380円。ガラスの器が目に涼しいです。そして大きい。
氷の高さはありますが、新雪のようなふわふわさなので、スプーンがわりとすぐに金時豆に届きます。
お店では初めて食べましたが、ぜんざいバーと同じ味でした。沖縄明治やるね!
外にはペットも一緒に過ごせるテラス席もあるので、散歩の途中に立ち寄ってもいいですね。
ひがし食堂Jr.
沖縄県那覇市おもろまち3-2-1
090-6869-7575
11:00~18:00(夏季は延長あり) 月曜定休
食堂城(浦添市)
こちらは浦添市仲間にある『食堂城』。ぐすくでもしろでもなく「じょう」と読みます。
ぜんざいだけでなく、とうふチャンプルーが有名なお店ですが、お食事物はただいまお休み中。調理人が見つかったら再開したいとおじさんが言ってました。
現在はぜんざいとかき氷の4種類です。
みるくぜんざい350円。食堂のぜんざいらしく汁物のお椀で出て来ます。
シンプルな懐かしい味。ふわふわの氷も嬉しいです。
ちょっと金時豆の煮汁が多めなので、早く食べないと氷が溶けてしまいます。
食べている間に近所のおじさんが何人か来て、みんなでぜんざいを食べていたのが微笑ましかったです。
食堂城
沖縄県浦添市仲間2-12-1
098-876-0382
11:00~ 月曜定休
ブルーシール (浦添市)
最後ははアイスクリームで有名なブルーシールアイス牧港本店。アイスクリーム屋でぜんざい…?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、あるんです。ぜんざい。
それがブルーシールの「オキナワンぜんざい風サンデー」700円。9月17日までの期間限定のようです。
底に金時豆、その上に氷、上には黒糖シロップがかかり、ぎゅうひ的なモチが4個とアイスクリームが2個(ウベ(紅山芋)と塩ちんすこう)乗っているというなんとも豪華なぜんざいです。
かき氷は固めでシャリシャリした感じのやつなのですが、これとアイスを混ぜながら食べると濃厚なアイスがさわやかに、食感も変えて楽しめます。
こういう商品って割と金時豆がおいしくなかったりするのですが、ブルーシールの金時豆はしっかりと味がついていてぜんざい部分だけでもかなり美味しいんじゃないかと思います。割とボリュームがあるので2人でシェアもできると思います。
ブルーシールアイス 牧港本店
沖縄県浦添市牧港5-5-6
098-877-8258
日〜木 9:00~24:00 金・土 9:00〜25:00
※「オキナワンぜんざい風サンデー」が食べられる店舗はこちらを参照のこと
OPP(お腹ピーピー)に気をつけて
というわけでぜんざいコレクションvol.2でした。
ウチナーンチュのぜんざいじょーぐーは多いので、なんであそこが入ってないか!という声もあると思いますが、食べすぎるとOPPになってしまうので今回はこの辺でお許しを。
オススメのお店があればぜひコメントでお寄せください。数年後になるかもしれませんが、第3弾が行われる際にはきっと行かせていただきますので。
では、この夏もぜんざい食べて乗り切りましょう!