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旧盆後のコーグヮーシの食べ方を探る
みなさん、旧盆は楽しみましたか?
ヌーバレーも終わって、エイサーの練習の音も聞こえなくなり、しかも涼しくなってきましたね。
ところで、旧盆の仏壇に飾られるアレ。
これです、コーグヮーシ。
砂糖でできたお菓子ですが、果物ならいざ知らず、コーグヮーシはただただ甘いだけなので持て余している方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、落雁というお菓子がありますが、あれはお米に砂糖を混ぜて着色するのに対して沖縄のコーグヮーシはお米では無く餅粉を原料とするそうで、落雁より少しモチモチしてるんだどか。
twitterやFacebook、そして沖縄の友人たちに「コーグヮーシって、どうやって食べてるの?」と聞いてみたところ
・そのまま食べてる
・そのまま食べるけど、親戚の中で食べる人が他にいないのでたんまりもらってしまう
・そのまま食べるけど、好きではない
・ぬるま湯に溶いておやつにした
・ラップに包んで来年も使う(!)
と、大半の人は「そのまま食べる」派。
しかし、好き嫌いはわりと分かれるようです。
とりあえず私もそのまま食べてみましたが、うん甘い。
美味しくないことはないのですが、ひと口でいい。そんな味でした。
コーグヮーシの美味しい食べ方を探る
ということで、本日はコーグヮーシの美味しい食べ方を探してみたいと思います。
まずは一口食べてごちそうさまをしたコーグヮーシ。
重さを測ると57g。
ひとまず水で溶いてみました。
水が少ないのか、ぬるま湯じゃないと溶けないのか、ダマがなくなりません。
全然美味しそうじゃないですが、ひと匙食べてみましょう。
正解はこれじゃない。
甘くてボヨボヨしたお菓子です。ねるねるねるねのようになるかなーと思ったけど遠すぎました。
大福の皮にしたらどうなのか
コーグヮーシは餅粉と砂糖が原料。
伸ばして大福の皮にしたらどうなのでしょうか。
伸ばして
チン!
いちごはなかったので桃大福にしました。
元がダマダマだったのであまり薄く伸びず包めなかったのですが。
うん、見た目以上にがっかりです。
皮の厚さが原因か、完全に別物。桃とあんこと、なにか甘い皮を食べているだけです。
バラバラにして食べたい。むしろ皮はいらない。
焼き餅はどうだろう
大福の皮の残りをフライパンで焼いてみます。
じうじう。
香りは焼き餅そのもの。
砂糖が多いのでべっとりしてしまいますが。
味はどうなのでしょうか。
お、美味しい!
コーグヮーシの甘さが緩和されて、これは食べやすいです。
一皿は食べられませんが、コーグヮーシ1個ぐらいなら焼いたら美味しく食べられそう。
また油を多くして揚げ餅みたいにしても美味しそうです。
葛湯にしてみる
葛湯は葛餅を水で溶いて砂糖を加えた飲み物。
「ぬるま湯に溶いておやつにした」と、いただいたコメントも葛湯のような感じだったのでしょう。
赤色のコーグヮーシはなくなったので、黄色の菊コーグヮーシを溶いてみます。
溶けたカキ氷のような見た目。
果たして...
あ、これ好きじゃない。
思い起こすと葛湯を飲んだことがないのですが、甘い汁なだけでこれ好きじゃない。
しかし、幼少の頃から葛湯を飲んでいたというやんばるたろうさんにも飲んでもらったところ「葛湯ってこんなもんだよ。もうちょっと甘さがある方が美味しいけど」と言っていたので、葛湯が好きな人はありなのかもしれません。
大福リベンジ
これで終わっても良かったのですが、大福の皮が厚すぎたのかも問題が気になったので、黄色いコーグヮーシで再度薄く作ってみました。
大福の皮?
なんか妖精のようなものができた。
コーグヮーシを薄い皮にするのが意外と大変だったのですが、結果的に労力に及ばず全然おいしくありませんでした。
結論
コーグヮーシは水で溶いてから焼いて食べるべし。
本日は以上です。