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水でもどす沖縄そば
梅雨明けしてからほとんど雨が降っていない沖縄。
7月に入り、はるか南の海が騒がしくなってきました。そう、台風です。3つも台風ができていて、そのうちのひとつは、今週末にでも沖縄を通過する予報になっています。
大きい台風になると心配なのが停電。エアコンや扇風機が使えないし窓も開けられないので非常に暑い。停電が長引けば、冷蔵庫や冷凍庫のものがダメになってしまう。IHの家だと調理もできません。
台風の時に買い込む非常食といえば、菓子パンなどのパン類、そうめんやツナ缶、レトルトカレーやカップ麺など。なかでも売れ筋はやはりカップ麺なのではないでしょうか。カップ麺を食べるには、お湯を注いで約3分待たないと食べることができません。しかし停電で電気ガスが使えなくなると、カップ麺すら食べることができなくなります。
ということで、今回はお湯を使わずに水だけで、カップ麺や乾麺は食べられるようになるのかという実験です。
非常用食料
- マルちゃん沖縄そば(沖縄限定)
- かつおとソーキ味。熱湯4分
沖縄そばのカップ麺。沖縄限定ではなく全国販売したほうがいいような気がします。
- マルタケ 沖縄そば
- 平麺。そばだし付き
県内で売られている沖縄そばの多くは、生麺タイプが多く長期間の保存には適しません。そんな時にうれしいのが乾麺タイプの沖縄そば。最近では、麺にいろいろ練りこまれた乾麺の沖縄そばも増えてきました。
- 島原手延素麺
- 普通のそうめん
台風時の定番料理といえば、そうめんチャンプルーという家庭も多いのではないでしょうか。今回は茹でたり炒めたりしません。
水でもどす
それぞれの麺を、タッパーなどに入れて水を注ぎもどしていきます。
カップ沖縄そばにも水を注ぎます。
で、しばらく待ちます。
5分後
水を入れて5分後。まずはそうめんがフニャフニャになってきました。
水切りして流水でしめます。意味なさそうですけど。
めんつゆをかけます。
・・・。
これはダメだ。古くなってちぎれた輪ゴムを食べている感じ(食べたことないけど)。小麦粉を直接食べているのとほぼ一緒です。
戻しすぎたのものありますが、食感はほとんどなく、ザラッとした小麦粉が舌に残ります。
そうめんは水でもどすことができますが、小麦粉が溶け出しかなり粉っぽいのでおすすめしません。
台風時の料理といえば「そうめんチャンプルー」が定番ですが、そうめんはお湯で茹でてから炒めましょう。
そもそも電気ガスが使えない時に、炒めものは作れないですけど。
1時間後
沖縄そばの乾麺が、いい感じでもどったみたいです。
- まだ固そうだけどフニャフニャです
- 流水で流さず水切りだけします
- だしがソーキ風っていう味の想像できない
- 水で溶きます
濁ってます。
・・・。
これ、そうめんと同じですね。ちょっと小麦粉が溶け出してます。こちらは「かんすい」が入っているので、そうめんほど小麦粉っぽさはありませんが、まぁ大差ありません。
カップ沖縄そばも
約1時間放置したカップ沖縄そばももどったようです。途中の様子を見なかったので、ちょっともどしすぎたかもしれません。
- 具がいい感じに
- 粉末スープを入れて混ぜます
・・・!
普通に美味しい。
ちょっとのびて冷めてしまった沖縄そばです。具もしっかりもどっていて卵はフワフワ、肉も柔らかい。
麺の柔らかさに我慢できるのならアリなのではないでしょうか。今のところお腹は痛くなっていないので問題無いと思いますが、試される時は自己責任で。
水漬け沖縄そばなら大丈夫
そういえば水漬けパスタって一時期話題になりましたよね。水につけたパスタを茹でると、茹で時間が短くなって生パスタっぽくなるというアレです。
水でもどしたたけの乾麺は食べることが厳しいので、ちょっと茹でてみます。
- 停電してもカセットコンロがある
- 水でもどした沖縄そばをサッと湯通し
電気ガスが使えなくなっても、カセットコンロがあればなんとかなります。だったら最初から茹でろよって話になりますが、察してください。
水で1時間もどした乾麺の沖縄そばをサッと茹でると、沖縄そばの生麺っぽくなったような。いや、ちょっと粉っぽいかな。水につけておく時間でだいぶ変わりそうなので、いろいろ試す必要がありそうです。
台風の備えはお早めに。