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【パラダイス】舞手道場湧泉館
南城市佐敷に、庭一帯に不思議なオブジェが満載のパラダイスがあると聞いたので行ってきました。
場所は南城市立馬天小学校の坂をのぼっていった先。GoogleMapsで確認すると「舞手道場湧泉館」とあります。はて、なにかの武道の道場なのでしょうか?
それでは、さっそく見てみましょう。
塀の上でうねる巨大な龍がお出迎え
馬天小学校の正門を過ぎ湾曲した坂をぐんぐんのぼっていくと、目の前に現れる古びた「龍神通り」の看板。
ん、龍神?と思いその先にある住宅の壁に目をやると・・・
龍!!!!
看板に「秘伝古武術舞手」とあります。どうやらここで間違いないようです。
その下には「本部サールの三角跳から按司舞方まで指導」とありますが、武道に疎い私には少しも意味がわかりません。
赤い屋根が目印の平屋建てのとても立派なお屋敷なのですが、いかんせん、一目見て気になるものが多すぎます。
- 来客を威嚇するように拳を突き出したお坊さん(?)
- まんが日本昔ばなし的な龍に乗った少年
- そして天に登らんとする龍
- 龍に仕える浮き球を持った謎の美女
とりあえず庭を見学させてもらうため屋敷を訪ねてみることに。
立派な赤瓦の門にぶらさがる鉄アレイ。邪神を持った人が通ると落ちてくる、とかいう仕掛けになっていないことを祈ります。
めんそーり。
どんな人が出てくるのだろうと緊張しつつ玄関のチャイムを押したのですが、どうやらこの時はお留守の様子。
諦めきれないので電話番号を調べてかけてみたところ、ここの奥様らしき女性が応対してくださり「え?庭の取材?あ〜、今留守にしていますけど、庭は自由に見ていっていいですよ。奥のほうまでありますのでね。」とのこと。
このお庭を作った方にお話を伺えないのは残念ですが、せっかくなので見学させていただくことにします。
ふと気が付くと、神様っぽいきれいな白猫ちゃんに見つめられていました。わ、悪いことはしませんよ。
さっそくお庭を散策
さっそく広い敷地のお庭を見学させていただくことに。
よく手入れされているようで、緑あふれたくさんの花が咲き乱れています。
そしてムンムンに漂うパラダイス感。
前の写真の左奥に見えるお釈迦様(?)の背中には『二〇〇一年八月十五日 アトランタ 舞手道古武道 世界大会建立』と書かれていました。
裏側を向いていましたが『琉球王国 富遊庭(フユゥーナー)』という看板が。
・謎のオブジェ
まず気になるのが謎のオブジェ群。お釈迦様や女神系が多いです。
- 外灯を掲げた女神?
- ツボから水が流れ出る仕組み
- スクーターに寄り添う2体の女神
- 木に取り付けられた謎の紋章
- 目つきが怖い青い肌のキジムナー?
- どこかで見たことがあるような
- だるま?ドラえもん?
- 肌のトゲトゲがリアルなガメラ
・見晴らしのいい展望台
敷地が高台にあるので景色は抜群。海を見渡す展望台が庭の中に二ヶ所設置されていました。
アトム!
2体のベティちゃん
「帰り行く人の幸を祈る」
・壁画
そして壁画もかなりダイナミック。
エイサーや組踊の衣装をつけた人物
小僧様とキジムナー
・道具小屋
こちらは作品ではありませんがなんだかグッとくる道具小屋。
各道具の収納場所をシルエットで表現
ただのロープにしか見えないハブ取器
・展望台下の遊歩道
展望台の下、階段を降りて一段低くなった土地にも庭が続いていました。
- 水瓶を持った女性
- 突如現れるオリオンビールのサイン
謎のオブジェにばかり気を取られてしまいますが、バラやツツジ、ツバキの花、ハーブや観葉植物などがきれいに手入れされており、歩いているととても癒される遊歩道になっていました。
これは再訪必至
というわけでお庭をぐるりと見せていただいたのですが、とにかく突っ込みどころ満載で気になるものだらけ。
家の方にお会いできなかったのでひとまず今回は謎オブジェの紹介のみですが、いつかこのすごいオブジェたちを作った方にお話を伺ってみたいところです。
白いワンちゃんがお見送り
ひとこと声をかければ庭の見学は自由にさせてくれるそうなので、玄関のチャイムを押すか留守の場合はお電話を。
【琉球王家宮廷武術 武舞】舞手合戦取手連合会
沖縄県南城市佐敷字津波古1780
TEL:098-947-1422
(てぃーだブログ:沖縄スクール・お稽古ガイドより)
お帰りの際には、龍に乗った少年の立派過ぎる太モモもお見逃しなきよう。