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ご当地ロール食べ比べ
大阪にある洋菓子店モンシュシュの「堂島ロール」に端を発して全国的なブームになったと言われている、各地の地名を冠したロールケーキ、いわゆるご当地ロール。
堂島ロールは一日数回の焼きあがり時間になると、店舗前に長蛇の列が出来るほどの人気だそうです。
その他にも、自由が丘ロール、柴又ロール、いけぶくろーる、御堂筋ロール、神戸元町ロール、芦屋ロールなどなど。数え上げればきりがないほど。
そしてここ沖縄にもご当地ロールが数多く存在しています。
というわけで今回は沖縄のご当地ロールケーキを食べ比べてみることにしました。
6種類の沖縄ご当地ロールが集結
今回用意したのは以下の6種類。
- 新都心ロール:ル・パティシエ・ジョーギ(那覇市新都心)
- まあじロール:Boulangerie Pâtisserie IMAIPAIN(那覇市真地)
- みやぎロール:GRIFFON(浦添市宮城)
- あがりざきロール:洋菓子のトレビアン(西原町東崎)
- やんばるロール:Patisserie Bonne Chance!(名護市)
- 道の駅ロール:道の駅許田内 BOURANGERIE LA GARE(名護市)
やんばるロールや道の駅ロールはピンポイントな地名ではありませんが、これもご当地のひとつとしたいと思います。
新都心ロール
那覇市新都心にある「ル・パティシエ・ジョーギ」。店内に並ぶケーキの種類はかなり多くて、目移りしてしまいます。
こちらで販売されているのが「新都心ロール」(1,950円)。結構なお値段ですがその大きさもかなりもの。大人数の会社なんかにお土産として持って行っても喜ばれるかもしれません。チーズ、チョコ味が販売されていました。
一本はとても食べられない、という人にもカットされた新都心ロール(300円)が販売されているのでご安心を。
今回は新都心ロール(チーズ)を1本買いしてみました。
新都心ロール:ル・パティシエ・ジョーギ
まあじロール
那覇市の識名霊園の近くにある「Boulangerie Pâtisserie Imai Pain(ブーランジェリーパティスリー イマイパン)」。
一見名前が難しいですが日本語にするとパン屋さんとケーキ屋さんのいまいパン。
店内には焼きたてのパンとケーキが所狭しと並んでいます。値段も手頃なのが嬉しいですね。
こちらでは住所の真地である「まあじロール(1,000円)」が売られています。
1本は多そうだったのでまあじロールのはじっこをカットした「はじっこロール(180円)」を購入。
パンとケーキ屋さんのお店で作られるロールケーキはどんなお味なんでしょうか!?
まあじロール:Boulangerie Pâtisserie IMAIPAIN
みやぎロール
浦添市宮城にあるパティスリーグリフォン。パイプラインから少し入ったところにある緑色の外観が目印です。
芸術品のような美しいケーキがショーケースにずらりと並んでいます。どれも美味しそう。
ケーキの他にクッキーなどの焼き菓子ギフトセットも充実。
お店の所在地である「宮城」の名を冠した「みやぎロール」は、いちごとメープルの2種類。2本入りのセット商品もありました。
今回はいちごを購入。鮮やかなピンク色が女性に喜ばれそうですね。
みやぎロール:GRIFFON
あがりざきロール
あがりざきロールは県内各地のスーパーに入っている洋菓子のトレビアンで購入。
トレビアンさんはオキコパングループのお店のようです。
1本1,000円ですが、カットされたサイズのものもありそちらは250円。
柔らかそうなクリームがぎっしり詰まって美味しそうです。
やんばるロール
やんばるロールを販売しているのは名護市宇茂佐の森にあるPatisserie Bonne Chance! (パティスリー ボン シャンス)。舌を噛みそうな名前です。
お目当ての「やんばるロール」は750円。黒糖味の生地に、生クリームとカスタードクリームが入っているようです。因みにこのお店、ついでに買ったシュークリームがめちゃめちゃうまかったです。
こちらがやんばるロール。黒糖の入った生地と、生クリームの層、カスタードクリームの層があって、断面からしておいしそうです。
やんばるロール:Patisserie Bonne Chance!
道の駅ロール
「道の駅ロール」はご存じ、名護にある「許田の道の駅」の中で販売されています。
こちらがロールケーキを販売している道の駅の中に入っているパン屋さん「LA GARE(ラガール)」。パンも沢山売られています。
道の駅ロールは1本630円。カットされたミニロールが160円。道の駅ロール以外にも、道の駅シュークリームなどが販売されています。
国道58号線にちなんだと思われる「58ロール」(1,800円)というのも作っているようですが、今回は売り切れていたので道の駅ロールのミニロールを購入。
道の駅ロール:道の駅許田内 BOURANGERIE LA GARE
食べ比べてみよう
1本買いしたものもカットされたものと同じぐらいの大きさに切り揃えてみました。
左上から時計回りに見ると以下のとおり。
- みやぎロール:GRIFFON(浦添市宮城)
- やんばるロール:Patisserie Bonne Chance!(名護市)
- 新都心ロール:ル・パティシエ・ジョーギ(那覇市新都心)
- 道の駅ロール:道の駅許田内 BOURANGERIE LA GARE(名護市)
- まあじロール:Boulangerie Pâtisserie IMAIPAIN(那覇市真地)
- あがりざきロール:洋菓子のトレビアン(西原町東崎)
こうして比べてみると、みやぎロールのピンク色とやんばるロールのほんのり茶色い生地が目立ちますね。
ではさっそくいただきます!
「あ、みやぎロールめっちゃいちご。」
「うん。フルーティー。」
「おお、新都心ロールはクリーム満載!」
「クリーム食べてるみたい。」
みんなから出た感想をホワイトボードに書き出していきます。
それではそれぞれの特徴をまとめてみることにしましょう。
道の駅ロール
- 外側が少しパサついている(買った翌日だから?)
- 中の生地はしっとりしている
- クリームにコクがあって美味しい
あがりざきロール
- クリームが他のロールケーキとあきらかに違う
- クリームがあっさりしていてさわやか
- クリームに若干酸味もある気がする
- 生地は濃厚
- どっしり、ぎゅっとしている
- ボリュームがあるのでたくさんは食べられないかも
新都心ロール
- うまい!
- クリームを食べてるみたい
- 牛乳っぽい
- 生地がきめ細やかでしっとりふわふわ
- たまごの味がしてまるでプリンみたい
- でも甘すぎない
- 1本まるごといけそう
まあじロール
- 王道の味
- 昔なつかしい味
- これぞケーキ!という安心する味
- 生地にほんのり洋酒の風味を感じる
やんばるロール
- 生地がもちっとしているのにふわふわ
- 生地がシフォンケーキみたい
- 黒糖の風味をふんだんに感じる
- クリームが生クリームとカスタードのダブルなのでうれしい
みやぎロール
- めっちゃいちご!
- 風味が強いのでいちご好きにはたまらない
- クリームがねっとりしていて濃厚
- 色が可愛い
- 他と比べてクリームが少なめ
- 常温で日持ちするので贈答品とかにもよさそう
ひとくちにロールケーキといっても個性いろいろ。
食べ比べてみると生地やクリームの味にそれぞれ違いがあり、好みや気分にあわせて選んでみるのも楽しいのではないでしょうか。
まだまだあるぞご当地ロール
というわけで、今回編集部ではル・パティシエ・ジョーギの「新都心ロール」がダントツ人気でした。
たっぷりのクリームと生地の濃厚さが決め手でしょうか。長さのインパクトも強烈ですね。
みなさんはどのご当地ロールが気になりましたか?
リサーチによると、まだ沖縄には今回の3倍ほどのご当地ロールケーキが存在するようなので、編集部メンバーの血糖値が正常に戻った頃にまた第二弾をやりたいと思います。とりあえずしばらく甘いものは見たくありません。
みなさんもご当地ロールケーキを見つけたら是非編集部まで教えてくださいね!