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那覇ふ頭船客待合所は何があるのか
那覇港は那覇ふ頭を含めて4つのふ頭があります。
一番有名なのは泊ふ頭。通称とまりん。泊ふ頭からは渡嘉敷島、座間味島、久米島・渡名喜島、粟国島、北・南大東島へと周辺離島への旅客船、観光船が主。
泊ふ頭の北にある新港ふ頭。安謝港とも呼ばれていますね。ここからは、大阪や東京への旅客貨物船や、台湾やアメリカへの貨物船などが主。本土から、または本土へ車を送るときに利用するふ頭ですよね。
もうひとつは浦添ふ頭。新港ふ頭に隣接しています。定期航路は無く不定期船が利用しています。
あと若狭に大型クルーズ客船が寄港できるように、クルーズ船専用のバースができました。マンション並の大きさの船がアジア各地から入港しています。
そして今回紹介する那覇ふ頭。
泊ふ頭や新港ふ頭が出来る前は多くの航路があり賑わっていた那覇ふ頭。
今では、鹿児島ー奄美大島ー徳之島ー沖永良部島ー与論島ー本部ー那覇を結ぶ鹿児島航路だけが残っています。他にディナークルーズができる船や水中観光船もありますが。
なかなか利用することがない那覇ふ頭。何があるのか気になっていたので行ってきました。
これといって何もない
何もなくてどうしよう
かりゆしウェア展示即売所はひっそり営業しているっぽい。
この場所、新作かりゆしウェアが市価の半額近くで購入できるそうです。
沖縄ゆるキャラ事典にも登録されているクイクイがアチラコチラにいます。
ガラーンとしたホール。2階は物置になっていて立入禁止。展望デッキ行きたいのに…。
車の輪止めだけが残っているイルカ食堂は、波布食堂と嶺吉食堂に対抗できずあえなく閉店したのだとか。
有名店に囲まれては商売にならなかったのかもしれません。
松川商店
那覇ふ頭唯一の売店「松川商店」。
営業時間は朝五時から夕方五時まで。原則として日曜祝祭日休みだそうです。店は50年近くやっており、現在のおばちゃんで三代目。
泊ふ頭と新港ふ頭ができてからは入港する船も減り客足が減ってしまったけど、往時はとても賑やかだったとか。
ちなみに現在の港利用のシェア率は、とまりんが約40%ともっとも多く、次いで新港ふ頭33%、那覇港は10%を超える程度。
船の長旅でも大丈夫。酒、飲み物、お菓子、カップ麺、缶詰など豊富に取り揃え。
もちろん缶ビールも冷えてます!
看板にある弁当は今は売っておらず、代わりにおにぎりと菓子パンがありました。
もどし税とは、沖縄を離れる観光客や県民に対してウイスキーやブランデー、香水などの8品目を対象に物品税(のちの消費税)や酒税を払い戻す制度。1972年から2002年まで観光産業を振興するために導入されたもの。2002年に廃止されてから代わりにできたのが新都心にあるDFS。ざっくり簡単にいうと免税ってことでしょうか。
もどし税があったころは洋酒や香水がよく出たそう。廃止以降は、洋酒や香水であふれていた棚には泡盛がところ狭しと並んでいます。
ハブ酒のうるまはおそらく旧パッケージ。レアかもしれません。
ピンクの瓶は、まさひろのソフト泡盛12度。これもレアパッケージかもしれません。
あとは現行ラベルデザインの泡盛でした。お値段はスーパーよりはちょっとだけ高め。今は免税とはいかないようです。
長くアメリカ統治下だった影響もあり、外国製菓子も多く売れたとか。その名残は現在でもあり、様々な外国製菓子が揃っています。チョコレート系菓子が多いかな。
割と豊富なカップラーメン類。日をまたぐ航路もあるような長い船旅には欠かせません。
シーサーもそれなりに揃っています。おみやげを買いに行く時間がない人にはありがたいかもしれません。
その他には、祝儀袋、財布、傘、絵はがき、花瓶、おむつ、麩久寿のくるま麸、島ぞうりにサングラス、帽子、キーホルダー、その他きっと年代物の何かなど、あらゆるジャンルの物が。意外とお宝が見つかるかもしれません。
船の見送りには欠かせない紙テープも売っています。これ、見送った後に掃除するの大変ですよね。
まとめ
何かしらネタが落ちているだろうと思って行ってみた那覇ふ頭。特にこれといったものがなかったし、せっかくなのでこのまま船に乗ってみようと思います。