- DEEokinawaトップ
- 特集
- うめーしの色を変えてみる
うめーしの色を変えてみる
沖縄の食堂などでよくみかける黄色と赤の箸、うめーし。方言で『めーし』は箸のこと。うめーしはちょっと丁寧な言い方でしょうか。お箸全般のことをうめーしと言ったりしますが、やっぱりこの黄色と赤の箸でしょう。
この黄色と赤、すぐに剥げ落ちて汚くなりますよね
この色には意味があって、赤は太陽、黄色は月(大地っていう人もいる)。中国から伝わってきたとか、鹿児島からきたとか、詳細は定かではないそうです。
昔は黄色の部分の着色にはウコン(抗菌作用)。赤の部分には漆(滑り止め)が塗られていたそうです。現在はウレタン塗装が一般的。
内地の割り箸には『おてもと』と書いてあるのがありますが、手元に置く箸『お手もと箸』が省略されたものだそうです。
さて、今回は黄色と赤の『うめーし』を違う色にするとどうなるのかという実験。
沖縄っぽいものの色へ変えてみようと思います。
材料
使う材料は竹製の箸とアクリル絵の具。
箸は無着色のものが売っているのでそれを使います。
箸は無着色ですが、表面がウレタン塗装されているので、ヤスリでウレタンを削り落とします。
削った箸は一度水洗いして削り粉を落とし乾燥させます。
着色
ウレタン塗装を削り落としたら、アクリル絵の具で色を付けていきます。
今回は直接食材をつかまないのでアクリル絵の具を使いますが、口につける場合は体に害のない塗料を使うことをオススメします。
青とか食欲なくなりそう
色を分けるところはマスキングテープを貼って塗る
沖縄→青い海と空
沖縄といえば?と聞くと多い答えの青い海と空。最近は梅雨明けして海も空も青くてキレイですね。
箸先の青い部分は海。真ん中にある茶色は砂浜。持ち手は空と雲。よくみると海の部分には珊瑚や魚も描いてあります。
青は食欲が無くなるかと思いましたが、意外と大丈夫です。冷やし中華とか似合うかもしれません。
沖縄の花→ハイビスカス(アカバナー)
沖縄の花は?と聞いて帰ってくる答えが多かったハイビスカス(アカバナー)。
沖縄市のマンホールにデザインされている通り、沖縄市の市花になってます。
なんということでしょう。ラスタカラーになってしまった。完全に配色ミスです。調色ミスも。
最初は全部緑に塗って、紫色の点をたくさん描いてブーゲンビリアにしようと迷いが生じたのが敗因。
赤と緑を入れ替えればそれっぽく見えたかもしれません。
ちなみに緑は葉、赤は花びら、白と黄色は雌しべと雄しべをイメージ。
ハイビスカスというより島とうがらしっぽい
これは食欲が無くなります。沖縄そばには合わない。
ジャマイカのジャークチキンとかなら美味しく食べることができるかもしれません。
沖縄の水族館→ジンベエザメ
沖縄といえば美ら海水族館。美ら海水族館といえばジンベエザメというくらいメジャーになりましたね。
体の模様が着物の甚兵衛に似ているから付いた名前です。
ジンベエザメの体をよく見ると、白いストライプとドット模様にになっています。
ストライプが太くなってしまったので、イラブー(ウミヘビ)っぽく見えなくも無い。
顔を描いたら蛇に見える
可もなく不可もなくといったところでしょうか。
ただ目の前で使われると、白い模様がチラチラと気になるかもしれません。
沖縄の鳥→ヤンバルクイナ
沖縄といえばヤンバルクイナを思い浮かべる人も多いかと思います。以前に比べてヤンバルクイナとの遭遇率が高くなったと思うのですが、増えているんでしょうかね?
これは一目でヤンバルクイナとわかるのではないでしょうか。
赤いくちばし、黒い胴体に白の模様、茶色は羽根です。
完全にヤンバルクイナがつついてる!
ヤンバルクイナうめーしはオススメ
『うめーし』を沖縄を代表するもの色にしてみましたが、動物系はありかもしれません。
自然の風景は、グラデーションをつけたりしないと難しいですね。
普通に欲しいかも
おみやげに最適なヤンバルクイナうめーし、国頭村さん商品化とかいかがでしょう?