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沖縄でも立ち食いがしたい
最近、出張先で久しぶりに立ち食いそばを食べました。たまに食べると美味しいですね。
大阪に行った時も線路の高架下で串揚げを食べ歩いたり。
立ち食いの魅力は何といっても早い・安い・気軽に入れるところでしょうか。サッと食べてサッと出て行く。
基本的にどこの立ち食い屋も、一品一品が安いので、お財布と相談したり、お腹の空き具合で調整できるのも魅力的です。
最近は沖縄でも、立ち飲み(焼き鳥や豚串、ワインバーなどなど)のお店は増えてきましたが、立ち飲み屋なので夜だけ営業している店が多いのです(立ち食いスタイルのお店は那覇空港にあるけど、飛行機に乗る人しか食べられないのでここでは除外します)。
沖縄ではあまり馴染みのない立ち食いですが、どうしても立ち食いしたい私は、昼間営業している立ち食いのお店はあるのか?と思い探してみたら何件かあったので食べ歩いてみました。
立ち食いそばが食べたい
立ち食いといえば、やはりそば。日本そばでしょう。
日本そば屋が少ない沖縄で、立ち食いのそば屋があるのか!?と思いましたがありました。
去年の10月にむつみ橋通り商店街にオープンした『関西風立ち喰いうどん屋』。立ち食いそばのお店は調べる限りここしかありませんでした。
この小さい感じが立ち食い屋って感じでいいです。
店内では立ち食いですが、外には机と椅子も用意されています。
カウンターの下には荷物を掛ける用のフックが付いていて買い物帰りでも気にせず食べに入れます。
食べに行ったこの日は25℃の夏日。こんな暑い日はざるそばが食べたい。
ざるそば。300円也。安い。
かけそばも食べたい。
二つ頼んでも520円ですよ。何も考えずに注文したもんだからうどんの写真はありません。
かけそば。220円。安い!
出汁は薄味の関西風。ネギは青ネギ(関東風は濃口醤油で白ネギ)。
揚げ玉は掛け放題(掛けすぎないでね)。
他にもカレーうどんや、海老天かき揚げ、いなりとかもありますよ。
沖縄でも立ち食いそばが食べることができてうれしい!
営業時間11時〜18時
第1・3・5火曜日定休
立ち食いで寿司も食べたい
その昔、寿司は屋台で立ち食いするのが一般的でした。江戸前寿司は現在の寿司の主流になっていて、世界共通語の『SUSHI』は江戸前寿司のことを指すそうです。
現在は衛生面から屋台寿司は無くなってしまいました(探せばあるのかも)が、代わりに回転寿司屋ができ、高級なイメージだった寿司は庶民性を取り戻していきました。
場所は那覇市のむつみ橋通り商店街。先に紹介した立ち食いうどん屋の隣にある『立ち喰いずし弁慶』。オープンして1年ちょっとのお店です。
工事中から気になっていたのです。
- 国際通りに看板が出ています。
- 器用に作られていました。
立ち食いといえば食券機。
10名入れるかは入れないかの店内。現在は椅子が置いてありますが、オープンして何ヶ月かは立ち食いだったそうです。
聞くと、沖縄のおばちゃんに「立ってなんか食べられないから椅子置いてちょうだい」と言われ置くようにしたとか。
寿司は一貫100円。上うに、上まぐろ、上いくらは一貫150円。
一貫ずつ注文できるので、上物が食べたい時も安心。
寿司10貫。1000円
一貫ずつ好きなものの組合せができます。
混んでいる時や、持ち帰りの時に書きこむといいかも。
テーブルには注文票があって食べたい数を書きこむのですが、板さんに直接言えば握ってくれます。
サイドメニューも豊富で、茶碗蒸し、アジフライやカキフライ、カンパチの西京焼きなどなどあります。
あら汁もオススメですよ。
茶碗蒸し200円。
茶碗蒸しって寿司屋か旅館でしか食べないような気がする。
うに100円。
ー 沖縄で立ち食い、しかも寿司って珍しいですよね。
「もともと江戸前は立ち食いファストフードなのに高級な食べ物になってしまった。
もっと気軽に、好きなものを好きな量だけ食べれるようにしたくてお店を始めたんだよ。」
「沖縄では昼間から寿司を食べる風習がない。特別な行事ごとの時や、豪華な夜ご飯で食べるもの。
でも、もっと気軽に手軽に美味しいお寿司を食べて欲しい。市場で働くおばちゃん達に気軽に食べてもらいたい 。」
「だからむつみ橋通りのこの場所にこだわりがある。
市場本通りは戦後すぐは川だったのが後で埋め立てられ現在のメイン通りに発展したが、もともとこの界隈のメインストリートはこのむつみ橋通りだったから。」
「車では気軽に寿司を少しだけ、なんていかないから、歩いてしかこれないこの小さな通りが良いんだよ。」
「沖縄を盛り上げてくれよ!」と言われました。頑張ります!
「お寿司屋さんに入ってくる時は、みんな嬉しそうな顔して店に入ってくる。そして嬉しそうにお寿司を食べてくれる。 だからお寿司屋はいいんだよ。幸せな気持ちで美味しい物を無理せず食べる。これは体にも心にもいいはずよ。こんな商売が出来るのが幸せ。」
ー 一貫ずつ食べられるのはうれしいですね。
「好きなネタを好きな分だけ、ホントに気軽につまんで欲しいから、
一貫二貫でも全然OK。実際、少しだけ食べていく人も多いとのこと。
修学旅行生や近所の子なども、小銭を大事に握りしめて少しだけ食べていくよ。」
「揚げ物も注文するとたくさん出てくるじゃない?うちは揚げ物も一つ二つだけの注文もOK。同じものをたくさん食べるより好きなモノを好きな数だけ食べたほうがいいじゃない。」
ちなみに店名の『弁慶』は、弁慶に似ているオーナーのあだ名が弁慶だったから付けられたそうで。
ああ、何となく似てる...!
営業時間11時30分〜20時(15時から16時まで休憩)
毎週水曜日定休
牡蠣を立ち食いしたい
立ち食いでそばを食べ、寿司でお腹を満たし、ぷらぷら散歩していると小腹が空いきてお酒も飲みたくなってくるじゃないですか。そんな時はこちらへ。
那覇市松尾にある『節子鮮魚店』。
えっ、鮮魚店?と思うかもしれませんが、ワタクシの大好きなお店でもあります。
魚屋で食べる魚。
普通に鮮魚店。
魚入れる発泡スチロール蓋にメニューが書かれている。
- 立ち食いかき。
- 炭火焼...ゴクリ。
炭火焼のセルフは大歓迎。できればお願いしますと書いてある。
鮮魚店なので配達の準備等で忙しい時は、自分で焼いたほうが早いのです。焼き方も教えてくれるので初めて炭火焼をする人も安心。
店内には椅子とテーブルがあります。牡蠣を立ち食いするだけではなくて、店内で刺身とかも食べることができます。
牡蠣。ひとつ250円。プルっプル。
牡蠣と、日替わりの刺身、ワイン・泡盛・ビール1杯で1000円のセットもあります。
昼間から鮮魚店で牡蠣食べながらワイン飲むなんてイイじゃないですか。
ワイン片手に牡蠣を食べて談笑する奥様たちの姿も見かけることがありますよ。
定食類も豊富で、海ぶどうとウニが乗った、うにぶどう丼や海鮮丼(どちらも1200円)もあります。
店内の水槽にある貝も食べれます。ハマグリの炭火焼きも美味でした。
第1.3.5日曜日定休
できれば駅近にもできて欲しい
まだまだ沖縄では珍しい立ち食いのお店。自分のペースで無理せず食べられるのが魅力です。
いろいろな立ち食いのお店がもっと増えたらいいのに。
他にもお昼に営業している立ち食いのお店をご存じの方は教えてくださいませ!