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冬は浜辺でお宝探し
冬でも海で遊びたい!そんな方におすすめなのがビーチコーミング。ものすごく地味ですが、浜辺のお宝探しはけっこう楽しいんです。
11月も下旬になり、亜熱帯の島 沖縄といえど、さすがにそろそろ海で泳ぐのは厳しくなってくる季節。
(まぁ天気によってはまだ気温29度の日とかありますが...。)
そんな冬の海でもできる遊びといえば、浜辺のお宝探し『ビーチコーミング』がおすすめです。
ビーチコーミングとは、浜辺で貝殻などさまざまな漂着物を拾い集めて観察しながら散策すること。
欧米では以前から趣味のひとつとして知られている活動で、日本ではここ10年ほどでその人気がじわじわ広がってきているそう。
そう、まわりをぐるりと海に囲まれた沖縄は、まさにビーチコーミングにうってつけの場所なのです。
適しているフィールドは?
ではさっそくビーチコーミングへ出発!
しかし海岸ならどこでもいいというわけではありません。
ホテルのビーチだったり、砂を人工的に入れていたり、どこかに管理されている海岸はまずアウト。
基本的には自然のままのいちゃんだ(無料)ビーチを選びましょう。
最近は自治体やボランティア、各団体が海岸のゴミ拾い活動をされていることも多いので、あまり人に知られていないような海岸のほうがお宝遭遇率が高いです。
この日は恩納村のとある海岸へ。
THE・冬の海。これでは泳ぐ気になれませんね...。
それではハリキッテお宝探しスタート!
お宝その1:人工物
まずはじめに見つけやすいのは、自然界に存在しない色あいが目につく人工物。
割れたガラスの破片があちこちに。
こんなふうにすっかり角がとれ白く曇ってすりガラス状態になったものは "ビーチグラス" と呼ばれ、オブジェとして飾ったり工作の材料にしたりと人気のお宝です。
緑・水色・茶色・白はわりとよく見かけますが、紫・オレンジなどはレア色です。
懐かしのB.B.弾。
パピコの抜け殻。
潮だまりに沈んだプルトップ。
最近はこういう缶と完全に分離するタイプは見かけなくなりましたね。
なにかの名札。名前は書いてありませんでした。
今回は見つかりませんでしたが、他には外国語のラベルがついた洗剤のプラスチック容器や、ウキなど漁の道具、ペットボトル、首だけの人形(!)といった人工物が流れ着いていることもあります。
海外からのものはやっぱりちょっとワクワクしますね。
ちなみにDEE編集部の miooon は以前、宮古諸島の水納島で本物のメッセージボトルを拾い、某番組に出演。探偵手帳をもらったことがあります。調査の結果、なんと青森県大間から流れ着いたものだったそう。すごい。
最初は瓶の中にチクワが入っていると思ったそう。
メッセージボトルは激レアアイテムなので、世界中のビーチコーマーたちの憧れのお宝です。
お宝その2:自然物
人工物ほど目立つ色合いではありませんが、よく見るとたくさん転がっているのが自然物。
柿の種?(亀田では無い方の。)
アダンの実。
今回いちばん謎だった種。なんでしょうかこれ。
団子3兄弟みたいにかわいらしくくっついていて、個人的にめちゃめちゃ萌えます。
一歩間違えばネコのウ◯チにも見えますね。
ちなみに沖縄には拝所として地元の方々が大切にしてきている浜がたくさんあります。
石や木、種、サンゴなどの自然物はむやみやたらと持ち帰らないほうがよいかと思います。
こちらは漂着物ではなく普通に生えていた植物ですがなんかの豆。
食べられるのかな...。ゴクリ。
お宝その3:生物
こちらも自然物のひとつですが生物たち。
カニの爪?真っ白で美しいです。
こちらもカニ。まだ若い。
ごく稀にですが、深海魚が打ちあがっていることもあるとか。
私もいつか見てみたいです。リュウグウノツカイとか...!
ビーチコーミングは楽し
絵面的にはものすごーーーく地味な遊びではありますが、けっこう楽しいビーチコーミング。
東シナ海側と太平洋側、沖縄本島と離島、夏と冬、などで漂着物の内容も違ってくると思います。
これからのシーズンは海が荒れ気味で漂着物も多くなる季節なので、是非みなさんもビーチコーミングにチャレンジしてみてくださいね。
変なもの見つけたら是非DEE編集部までご一報を。
ちなみに人気の無い海岸を、うつむいてひたすら歩く姿はけっこう怪しいので通報されないようご注意くださいね。