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ご当地ハロウィンのすすめ
10月に入り少しずつ涼しくなってきた沖縄。それでも陽が出れば30℃近く暑いですが。
今月はイベントが盛りだくさん。そのなかでも世界中で行われるのが10月31日のハロウィン。
去年 オキナワ野菜でハロウィンを という記事を書きました。ハロウィンってなんぞ?という説明はそちらをご覧ください。今年はより多くのみなさまに作っていただきたいと思い、早めに作ってみました。ご参考にまで。
ホームセンターでも着々と準備が。
去年作ったランタン達。
今年のJack-O'-Lantern(ジャック・オー・ランタン)の材料はこちら。
今年はこの6種類。
オキナワハロウィンでは欠かせない定番の冬瓜。多く出回っているへちま。初めて買ったマクワウリ。形が気になった紅いも。あとシークヮーサーと島とうがらし。
使用する道具。
切り抜くのに使う道具。包丁だけだと危ないし使いにくい。オススメの道具はグレープフルーツナイフとデザインカッター。
グレープフルーツナイフはくり抜くのに必須だと思う。もうひとつはデザインカッター。細かい作業にはもってこいな1本。
デザインカッターがない場合は彫刻刀(切出刀)でも代用可。普通のカッターは折れるので使わないほうが良い。
冬瓜(シブイ)
まずは定番の冬瓜。沖縄の方言ではシブイと呼ばれます。オキナワハロウィンのの代表(にしたい)。
今の季節、旬を迎え冬瓜が大量に売られ始めます。ちなみに沖縄では、4月10日は冬瓜の日だそうです。シブイの4と冬瓜(トウガン)の10の語呂合わせ。
大きくて安い冬瓜。これは150円。
へちま(ナーベーラー)
沖縄の定番野菜のひとつ、へちま(ナーベーラー)。定番の味噌煮からたわしまで、変幻自在な野菜です。
今年は台風の影響で、出回るのが少し遅いようで、今の時期に大量に売られ始めています。平年通りの旬は6月から9月頃。
好き嫌いが分かれるへちま。
マクワウリ
JAではよく見かけるマクワウリ。沖縄に来て初めて見たものだったので、沖縄野菜と思っていたのだが、全国的に売られているそうだ。
wikipediaによると、“マクワウリ(真桑瓜、英名:Oriental Melon)はメロンの一変種。また、その果実のこと。ウリ科キュウリ属で学名はCucumis melo var.makuwa。2世紀頃から美濃国(岐阜県南部)真桑村(のちの真正町、現:本巣市)にてよく作られていたため、マクワウリの名前がつけられた。この系統のウリが日本列島に渡来したのは古く、縄文時代早期の遺跡(唐古・鍵遺跡)から種子が発見されている。"
マクワウリ(真桑瓜)
種がほとんど。
実を食べてみたら本当にメロンの味がした。ちょっと薄味のメロン。
紅いも
今や沖縄の定番になった紅いも。いろいろな食品にも加工されています。
生の紅いもは検疫上、県外へ持ち出すことができません。蒸されていたり加工品は大丈夫。
固そう...
ここまで30分強。
掘るのに時間がかかる紅いもは初心者にはオススメしない。力も必要なので危ない。
シークヮーサー
沖縄に自生するシークヮーサー。ヒラミレモンと呼んだりもします。そのまま食べることは少なく、絞って食材にかけたり、泡盛に入れたり、ジュースや焼酎など加工品に利用されたりしています。
よく見かけるシークヮーサーは、まだ未成熟の青切りシークヮーサー。黄色く熟したシークヮーサーは甘くて美味しいの知ってました?
青切りシークヮーサー。
実は簡単に取れる。皮はみかんそのもの。
島とうがらし
島とうがらしとはキダチトウガラシ属のひとつ。
香りが辛い。
島とうがらしは、へたの部分を切り落とし、中の種を爪楊枝などを使って取り出す。
ここで注意してほしい。島とうがらしを触った手で顔などに触れると、とんでもなく痛い。
私はウッカリ触ってしまったため、島とうがらしの種を取る作業の写真はない。痛くてそれどころじゃなかった。
完成
シブイ・オー・ランタン
眉毛太い。
定番の冬瓜(シブイ)は、大きくて程よい硬さなので好きな顔が掘れるのが利点。
今回はミルク様風にくり抜いてみた。
点灯。
※製作の注意点
初めての方でも作りやすい冬瓜のランタン。特に注意点は無いが、大きいので食べるのに苦労するだろう。一人で作る人は小さめの冬瓜を買うのがよろしいかと思う。
ヘチマ・オー・ランタン
今年初めて使ったヘチマ。皮も中味も柔らかく、初心者でも作りやすいと思う。
長いヘチマや曲がったヘチマだと、くり抜くのが難しいかもしれないので、真っ直ぐなヘチマをオススメする。
※製作の注意点
冬瓜よりも柔らかく、こちらのほうが初心者向きかも。ただ柔かいので、顔をくり抜く際は慎重に。
一人で作る方はこちらも食べきるのが大変かも。
マクワウリ・オー・ランタン
やだ、かわいい。
黄色が綺麗なマクワウリ。今年は緑の野菜が多かったので非常に目立つ。
半分以上が種なので作るのは簡単。程よい固さなので難しい柄も作ることができそう。
まゆげ困ってます。
※製作の注意点
特に無し。売っているところを探すのが難しいのかも。
ベニイモ・オー・ランタン
何かの面に似ている。こんなのが出てくるアニメもあった気がする。
非常に固かった紅いも。
ちょっとこわい。
※製作の注意点
注意点というか、紅いもで作るのはオススメしない。とにかく固い。途中、木で仏様を彫っているかのような錯覚に陥っていたかもしれない。煩悩が消えていたと思う。
いも類は切り抜くのが危ないからオススメしません。火を通すと柔らかくなりすぎるのでオススメしません。
シークヮーサー・オー・ランタン
シークヮーサータワー。
何か触手みたいなものがたくさんでていますが...
ロウソクで灯すことができないので一手間加えた。
ムギ球を連結して点灯させてみた。
予定ではスダレの様に吊るしたかったのだけど、旬を過ぎたシークヮーサーは大量に売っておらず断念。
側面図。
※製作の注意点
小さくて皮が薄いので切り抜くのが難しい。実をくり抜いてすぐだと皮が柔らかいので、少し乾燥させてからのほうが切り抜きやすい。よく切れるデザインカッターでの作業をオススメする。
シマトウガラシ・オー・ランタン
悪そうな顔だ。
家中を辛い匂いに包んだ島とうがらし。シークヮーサー同様、スダレにしたかったのだが辛くて断念。
電球がたくさんあれば多く作りたかったのだが...
光り方にムラがあるのが残念。
※製作の注意点
まず、島とうがらしを触った手で目や皮膚などを擦らないこと。しばらく悶絶します。
パックに大量に入った島とうがらし。どうやって消費すれば良いのかわかりません。コーレーグス以外に使用方法があったら教えてください。
全てのランタン
去年と違い彩りが寂しいが満足。
我が家はひと足早くハロウィンをやってしまった。このランタンたち、月末まで持つ気はしない。
沖縄にこだわらないのであれば、リンゴとかキャベツとかで作ってみたい。
今年のハロウィンはご当地野菜を使ったランタン作りはいかがでしょうかー!
作ったらぜひDEE宛まで写真を送ってくださいね。
この日の夕食は...
もちろんくり抜いた食材は調理して食べました。
ヘチマと豚肉とナスの味噌炒め。紅いもサラダ。冬瓜と鶏の煮物。マクワウリはデザートで。シークヮーサーは隠し味に。
島とうがらしは...どうしよう。