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【沖縄de山登り】石川岳
終わってみればあっという間だった黄金週間。みなさんは何をして過ごされましたか?
ここ沖縄はといえば、いちおう先月海開きしたとはいえ、今年はなかなか気温が上がらず泳ぐにはまだちょっと早く鳥肌必至。唇紫色必至。
海がだめなら山でしょうってことで、この休み中に初めて沖縄で山登りに行ってきました。
沖縄には本土のように高い山はありませんが、そのぶん初心者にもやさしいうえ、自然が豊かで南国特有の生き物や植物がわんさか溢れています。
やってみれば予想していた以上に面白い山登り。めざせ、沖縄全山制覇!
山ガールならぬ山ネーネー
まずは装備を確認。
帽子・運動靴・タオル・飲み物は必須。服装は長袖・長ズボンだとモアベター。虫除け、日焼け止め、軍手もあるとよいです。
- 「登るどー」
- 右足の紐が縦結びになっているのは気にしない
・・・なんか、山ガール(都会派)っていうよりは山ネーネー(田舎派)ですネ。
足元は滑りにくいスニーカーでもOKですが、トレッキングシューズだとより楽ちん。足首までホールドしてくれるので捻挫予防にもなるし、防水仕様なので水辺もがしがし歩けます。
実はこの靴、若かりし頃に富士登山のために買って以来履いたのは二度め。もっと使ってあげなければ。
自然豊かな山の中へ
今回挑戦するのは、うるま市に位置する石川岳。標高204m。
県立石川少年自然の家が登山道の起点となっているので、受付で名簿(入所報告書)に記帳します。
万が一のことも考えられるので必ず書きましょうね。
- ドキワク☆
-
登山コースの地図ゲット
石川岳の登山コースは、往復1〜1.5時間のAコース、2〜3時間のBコース、3〜5時間の3コースがありました。
今回はお昼過ぎに行ったので、時間的なこともありBコースをチョイス。
少年自然の家をぐるりと裏手奥まで行くと登山道の入り口があります。
なんといきなり、きれいな緑色のキノボリトカゲがお出迎え!方言で「ジューミー」でしたっけ。
こ、これはテンションあがる。
登山コースにはあちらこちらに開設看板が設置されていて、植物や動物の名前や特徴を知ることができます。
- ゲットウとか
-
クワズイモとか
- リュウキュウアカショウビンとか
- ヒメハブ!と...か...
とかなんとか言っているうちに徐々に険しくなってくる山道。こんなふうにロープを使って登るような場所もあったりします。ワッショイ!
ゼイゼイハアハア。動悸・息切れの坂。救心救心。
入り口から20分ほど歩いたところで分かれ道。いちばん短いAコースはここから山頂に向かうようです。
B・Cコースはそのまま尾根伝いにぐるっと遠回り。
こんな心地良い緑のトンネルもあったりして。
登山道には蜘蛛の巣が多いので、適当な木の棒を拾ってふりまわしながら歩くのが正解。
顔や腕にねちゃっとくっついた感触はなんともいえません。
蜘蛛以外にも注意して見てみると、足元や木の上に様々な生き物がうごめいていることに気付きます。
- のたのたした動きがかわいいシリケンイモリ
- 指そっくりなヒル。木の幹にびっしり張り付いてるのを見たときは卒倒しかけました。
Bコースの折り返し地点、ターザン広場。ここまで来れば山頂まであともう少し!
以前、一儲けをたくらんでみたヒカゲヘゴ。幹の小判型の模様が美しいです。
そしてついに
スタートから約1時間30分、石川岳登頂成功!
山頂には物見台があり、こぢんまりとしたスペースが。
石川岳は初心者でも登りやすいうえ、山頂では東シナ海と太平洋の両方の眺望が楽しめるということでお得感あり。
晴れた日にリベンジしたいなぁ。
- 物見台より太平洋方面を望む
- それにしてもすごく鮮やかな赤土
「登ったどー!」
わりとはしゃいでいるように見えますが、体力の限界が近く目が死んでいます。
上ったら下りましょう
山頂で休憩して少し回復。いざ下山。
- いいネーミング
- なんとかしりもちつかずに通過
- そのままブローチにしたいキンカメムシ
- 切り株にぽこぽこ開いた穴もなんだか愛おしい
そしてあっという間に下山。
「下山したどー!」
登り始めから下山までちょうど2時間。気軽な登山にぴったりのコースでした。
コース途中にはイノシシが土を彫り返したような痕跡があったり、アメンボが泳ぐ冷たい小川があったり、「カツカツカツ」と鳥が木をつつく音が聴こえてきたり。ポケット図鑑を持って歩いてみるときっとさらに楽しいはず。
おもいっきり汗をかいて、森の中で存分にリフレッシュ!
さぁ次はどの山に挑戦しようかな。