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アバサーは針千本なのか?
アバサーとは?
アバサーとはご存知の通り和名でハリセンボンのこと。
陸からわりと近い近海に生息しているので、海で泳いでいるとよく目にします。
目が大きくて愛嬌たっぷりのかわいいやつです。
アバサーを手に入れよう
アバサーを手に入れるべくまず向かったのは漁港。
釣り人が時々釣ってしまい、たいていは皮を剥ぐのが面倒なのかキャッチ&リリースをすると聞いたので「ちょっと待ったー!」戦法で手に入れられないかと思ったのです。
しかし行った先では釣り人はおらず、変わりにいたのがこの子。
キャッチ&置き去り。
・・・かわいそう。
この子の針の数を数えるのは胸が痛みますよね。
むむむ。
したらば!と向かったのは市場。
市場で売られているアバサーの数を数えようと思ったのです。
しかし市場にいたのはこの子。
裸ん坊。
アバサーはアバサー汁などで食べると美味しいのですが、皮がある状態ではなかなか売れないので市場に来たときには裸ん坊なんだよ、と市場のお姉さんが言っていました。
むむむ。
しかし、ふと目を上にやるとこの子がいました。
アバサー提灯です。
これなら怖くないし、膨らんでいて数えやすそう。
これだよ!これこれ。
ということでアバサーの剥製をお土産屋さんで購入してみました。
600円でした。高いのか安いのか微妙な値段です。
さっそく数えてみる
購入したアバサー1号。
君本当に針千本あるの?
せっかく購入したので針を抜くのはモッタイナイ。
そこでビーズを使って数えたいと思います。
まずビーズを10個単位で置いて
針1本ずつにビーズを刺していきます。
まずは100本。
100本で片面がほぼ完了。
君本当に針千本?
地味で細かい作業です。
違いのわかる職人を意識していましたが、内職じらーです。ちまちま。
200本で裏側も埋まる。
何度も聞くけど、君本当に針千本?
そして1時間後・・・。
完成!
ワーイ!!
気のせいかアバサー1号も笑っているように見えませんか。
では発表します。
アバサーの針の数は・・・
352本!!
少ね。
ハリセンボンの由来
昔は数が多い事を1000で表しており、ハリセンボン(針千本)という名前がついたそうです。
ちなみに針に見えるのはウロコが変化したもので、大きいものでも針(ウロコ)は500本程度らしいです。
こうなると友人のお父さんが数えた1000本のアバサーはものすごーく大きかったのか、はたまたアバサーではなかったのか。
つまり、沖縄の海には未知の生物が潜んでいる!
ということになりませんか?
なりませんね。
噓をついたのでこれからアバサー飲んできます。